2023/09/21 メニエール病と診断されました②

はじめに

前回の記事では、メニエール病と診断された頃に、僕の身に起きたことをなるべく淡々とまとめました。ここでは、それに付随する不安と、それでも対策して効果的だったことを書いてみようと思います。

病気に付随する不安

①仕事ができない

前回の記事でも書いたのですが、1週間近く仕事ができませんでした。単純に業務がとまる不安もありますし、ご迷惑をおかけすることもありますし、一気に有給が減ることへのモヤモヤも正直あります。(それは仕方ないのですが。。。)
ただ、ちゃんと休息をとるにあたり、基本的に1人になるので、目まいで下手に動くことも出来ないですし、それに伴う孤独感があります。孤独が苦しいのです。とにかく。1人でいる時間が圧倒的に長いのに、その時間があまりにも押し寄せてくるので、気持ちも塞がってしまいます。

②日常の些細なことが大きな壁になる

1つめと大きく関わりますが、その孤独や、特に不安は、日常生活がまともに過ごせないことがより加速させます。普通に歩くこともままならなず、少し頭の向きが変わるだけで、気持ち悪さも出てきます。今まで気にも留めなかった一挙手一投足が困難となり、普通に過ごせることのありがたさを感じるようになりました。
何も気にせずお風呂を洗ったり、料理をしたり、仕事したり・・・日常ということ全てがここまで繊細なバランスで成り立っていることに気づきました。普段から感謝の念は忘れないように持っていましたが、改めてその凄さを確認するばかりです。

③社会と隔絶されたような感覚

上記2つをまとめたようなものですが、仕事もできず、日常もまともに過ごせず、人と関わる機会も減ると、社会と隔絶された感覚になります。象牙の塔を楽しんだり、仙人のように何も気を揉まずに済むことを楽しめる人もいると思いますが、僕はまだその境地ではないようです。
目まいが落ち着いて、カフェに行けるようになり、赤の他人がただ座っているのを見るだけでも、ここまで落ち着くのかと驚きました。仕事が特別好きなわけではないのですが、その仕事に支えられていることにも気づきました。
仕事はストレスの象徴として現代社会では語られることが多いですし、その一面はその通りと思います。しかし、労働を悪とみなして、それでとまるのは少し勿体ないようにも思いました。
本当に仕事という行為が特別好きな人間ではありません。(大事なことは2回いいました。)しかし、絶対的に嫌いしかないかというとそうでもないことに気づきます。嫌いと思っていたことにも好きな一面があり、きっと逆もまた然りでしょう。その時みたい面を都合よく見てもいいと思います。

さて、少し内面に迫ったのですが、ここからは症状の話に戻しましょう。実際に対策して良かったことを軽くまとめます。飽くまで私との相性がよかっただけです。予め、ご了承を。参考程度に留めてください。

メニエール病を緩和させるにあたりよかったこと

①めちゃくちゃ水を飲む

ひたすらに水を飲みました。誇張抜きで、1日3L弱は飲んだかもしれません。少し飲みすぎたと思いますが、そういうくらいには水を飲むことに救われました。これを意識的にしてから、少し楽になりました。とくに目まいですね。
厳密には何回も水飲んで、お手洗いに行く回数が増えたことが大切かと。強制的に体を循環させたことが何よりも効果的だったかもしれません。体の中を滞留させないことがよかったのかなあ・・・

②お湯に浸かる

意外にも、気持ち悪さと目まいが1番治るのはお風呂上がりでした。お風呂から上がって1時間くらいはとにかく体が楽になります。季節に関係なく、お湯に浸かることは大切かもしれません。
今まで億劫だったお風呂も、この時ばかりは好きになりますね。ただし、サウナは危険かと思います。僕には、40℃の湯船に10分ほどダラっとつかることが相性良かったです。

まとめ

世の中にストレッチとか、緩和方法はたくさんあります。ノウハウは沢山あるのですが、大切なのは、策士策に溺れることがないようにすること、つまり、対策ばかり講じて、気持ちが苦しくならないことかとおもいます。

実は、僕がこうなりました。耳周りのストレッチや、散歩など、あらゆることを試したのですが、最低限に絞った途端に、コトが運びました。ある問題に対して、複数のことを並行して気遣うことは却って首を絞めると思います。
まずは1番簡単な1つのこと。これに徹することで十分と思います。効果がなかったら次に。効果があったらしばらく続ける。これが症状に対してできる唯一の対策と思います。

何事もそうですが、あることに対してできることは1つしかないと思います。それでいいとすら思います。まだ、完治していません。特にメニエールは繰り返すことが特徴の1つらしいので、しばらく葛藤するでしょう。ひきつづきお湯に浸かって、水を飲み続けます。

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