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チーミングとビジョン

Xデザイン学校マスターコース 第3回受講記録です(2022.7.16分)

目次
1.チーミングで大切な4つのこと
2.ビジョンデザインの作り方
3.実際の仕事メンバーでやってみた

1.チーミングで大切な4つのこと

デザイン思考云々の前に、チームで何かを作る際に重要なのが「チーミング」。出会って間もない私たちは、お互いの考え方や、人となりをほとんど分からないので、深い議論ができないし、良いものが作れない。

まずは、お互いの価値観を知り、時間を共有し「心理的安全性」を確保し合うことが必要。(ワークショップでは、幼少期から現在までの自分を振り返り、ペアで自分は何者か?を共有した。自分が過去に嬉しかったこと→現在の喜びが繋がっていることや、ペアの方と自分を比べることで、違いを認識することができた。)

ルールとしては「ポジティブな会話」を意識し合った。言葉は、おまじないのように現実になるので、否定形の人は注意!ただ単に否定したり、過去のやり方やルールに捉われた発言ではなく、いま目の前にいる人たちとアサーティブな会話を心がける。

「クリエイティブマインド」として一番重要だなと思ったのは、“曖昧と探索を楽しむこと”。定常的な業務をする場合は効率重視なので、決まったルール・的確な指示をもとに進めるのが良いが、新しいことを考える際は、曖昧なことを許容する必要があることをチームで共有しておきたい。あとは、ある程度自由な探索が許される環境作り、上司との信頼関係も築いておきたい。

最後に「プレイフルな課題設定」で、“どうやったらできるかなぁ?”“自分らしさを付加したらどんな提案できるかなぁ?”と考えることが一番大切だということだった。

2.ビジョンデザインの作り方

チーミングの最初に、自分は何者か?を振り返った後で、じゃぁ未来はどうしたいのか、もしも〇〇だったらを考えてみた。
まずは個人でビジョンを考え、その後チームで共通のビジョンを作る。

私の個人ビジョンは、端的に言うと、ドラえもんみたいな”おせっかいロボ”があったなら・・と妄想した。興味がある社会問題として、”孤独・自殺”をピックアップ。自分自身が、コロナ禍で100%在宅ワークになり孤独を感じるようになったことや、芸能人の自殺、元首相の襲撃事件、悲しい出来事がこれ以上起きて欲しくないなぁと思う。
少し視点を変えられたら、何かきっかけがあれば結果は変わるのに、脳が勝手に”変えられない”と思い込んでしまう。そんな時、ドラえもんみたいに支えてくれる・変えてくれる存在があったなら・・

<Point>
・これらを伝えるときには、絵を描くことがおすすめ。
・内容を深めるときは、「ラダーダウン・ラダーアップ」を意識する。
 (具体的には?どうして? 等)

チームメンバーの妄想もすごく面白かったし、過去や経験を知ることで、リスペクトの意識も生まれた。
共通ビジョンとしては、「無数の普通が当たり前に存在していて、否定せずに認め合いつながり合える世界」とした。
価値観ごとに住む世界を分けるとか、障害を持つ家族のありのままの悩みとか、みんな違うビジョンだったけど、少しずつみんなのビジョンが入って、納得感のある内容になった。
こんな風に、それぞれのやりたいことを丁寧に踏まえてビジョンが作れると、モチベーションも上がるだろうなぁと感じた。

3.実際の仕事メンバーでやってみた

この講義の後、実際の仕事メンバーでワークショップをやってみた。きっかけは、メンバーの一人から「チーム感がない」と言う意見があったからだ。たしかに私が入った3年前からずっと恐怖政治型で、「心理的安全性」はなく、新しく異動して来た別メンバーは「出来ない、やったことない、知らない」といった否定発言が多いため、「チーミング」の基本が全く出来ていない状況・・。
早速、ミニマムチームの3名で実施してみたところ、お互いの自己開示が進んで、満足感を得られた様子。
雑談を意識的に取り入れたり、上司のビジョンは共有していたけど、メンバーの過去を掘り下げたり、ボトムアップ型で取り組むことは諦めていた自分に気付いた。今後は、メンバーの過去や想いを共有し合うことで、より良いチーム作りにチャレンジしていきたいと思う。


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