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新人作家は日経新聞に広告をだすべき理由

2021年の1月22日に出版しました拙著『10万円から始めて資産を200倍にする小型成長株投資』(長田淳司著/フォレスト出版)ですが、お陰様で売れ行きが好調で、増刷になっております。

これをチャンスとして、さらに皆さまに書籍を知っていただくべく、先日私は日経新聞に広告を出すことにしました。

タイトル画像にあります通り、日経の一面に出るサンヤツと呼ばれる広告です。結果として、費用はかかるものの、日経新聞の広告は効果があることがわかりました。

特に初めて出版した著者は、印税にこだわることなく全国の読者に認知してもらうためには積極的に広告を出すべき理由をここで解説します。

新聞広告を出す意味

新聞広告を出すことにより、露出を増やすことができます。新聞の力が衰えているといわれていますが、やはり日経新聞などの全国紙の権威はいまだに健在です。

もちろん、 Amazon で本を売るためにキャンペーンを実施している人もいます。

Amazonのランキングは1時間ごとに更新されます。そこでその1時間の間に一位を取るため、一時的に書籍を大量にAmazonで購入してランキングを上げ、その実績を他所でブランドとして利用するのです。

自分のウェブサイトで、『Amazonランキングで1位を獲得!』と書いてあると何も知らない人は売れている本なのだな、と考えます。

これは錯覚であり、Amazonのランキングの仕組みを利用したすこしずるいプロモーションなのですが、瞬間的な効果はありますので、kindle出版では特に手掛ける人もいらっしゃいます。

しかし、Amazonはいかに巨大な店舗とはいえ、全国にある沢山の書店で売れることの方がとても大事なのです。

知ってもらわなければどんな本でも買われることはありません。書店でしか本を買わない方というのは一定数いらっしゃいますから、その層にアピールするためには新聞広告が一つの有力な選択肢です。


新聞広告でしか伝わらない読者層がいる

SNS などの広告宣伝手段を使って、新しいお客さんに宣伝することはできます。SNSは強力なプロモーション手段ですし、それだけで本の実売に影響をおよぼします。1万人以上もフォロワーを持っているTwitterアカウント、月間50万pvを誇るようなウェブサイトを運営している人であれば、こうしたSNS運用だけでも相当の効果があります。

しかし、 SNS に興味がない世代にとっては、SNSでいかに認知度が高くても全く顧客に見ていただくことができません。本を手にとっていただくためにはやはり新聞広告が大事です。

資産運用は中高年の懸念事項

特に私が今回出版した本は、株式投資関連本です。若い人も最近では投資に興味がある方が増えてきてはいますが、中高年になってくると、今後働ける時間が次第に少なくなってくることを意識して、今まで築き上げた資産の運用方法が気になります。

若い層とはことなりそれなりにお金も増えていますし、それだけ真剣さも増しているといえます。実際に私がセミナーを開催する場合、いらっしゃる方は40代以降の年配の方が多いです。

そうした層にアピールすることができると判断し、今回は出版広告を出すことにしました。

日経新聞に出すべき理由

しかし、全ての新聞に広告を出して効果があるということでありません。やはりお金を出すわけですから、効果的な媒体を選びます。

本の売れ行きという点で、効果があるのはやはり日経新聞です。私の知り合いに出版プロデューサーの方がいらっしゃいます。その方に聞いたところやはり日経新聞が一番効果があるとのことでした。

一昔前のサンヤツ広告(日経の一面の一番下の段を8つに割った広告のこと)は100万円前後でしたが現在の相場は半額ぐらいまで下がってきているます。

実際に私が広告を出した際には、2回で80万円、1度あたりで40万円でした。他にもっと安い値段で広告を出せる新聞社はあるのですが、やはり値段也です。そういったところはあまり出しても効果がありません。

また私がお世話になっているポータルサイト運営ビジネスのプロ深井良祐さんも、日経新聞に広告を出すべきと主張しています。日経新聞は全国のビジネスマンが読みますし、全国に効果があるという意味で欠かせない媒体ということです。本を出すならばそれで儲けようとするな!とアドバイスをいただきました。

売上はどのようにかわったか

では実際に今回広告を出稿することで、本の売上はどう変わったんでしょうか。今回の新聞広告は、 Amazon 以外の効果を狙っていますが Amazon での順位の変動である程度の効果がわかります。また、リアル書店もAmazonの売上順位を確認していますので、その意味でアピール効果もあるでしょう。

私が広告宣伝を出す前日(2/4)は300位前後でしたが、出した日(2/5)から順位が上昇し始めて、翌日には一時125位まで上昇しましたから、相当に効果があったといえるでしょう。

なぜ本を売るのか

ここでなぜ出版したら一生懸命本を売る努力をしなければならないのか、疑問に思う方がいらっしゃるかも知れません。本を売るというのは、それで儲けるためではありません。本を売るというのは、実際に手に取っていただきお金を出して自分のメッセージを伝えることです。

商業出版できたのだから、伝えるべき価値のあるメッセージがあるはずです。そのメッセージを多くの人に伝えることで、著者のビジネスが加速します。

自分のビジネスを持っている方は出版によりブランド価値が向上しますから、より多くの人に知ってもらうためにも新聞広告含め全力でプロモーションしましょう。

最初の本が売れれば、次の出版チャンスがある

最近は書籍が売れなくなっており、1万部も発売することができればヒット作といえるでしょう。最初の本を1万部売ることができれば、作家として次の著書を書くオファーが来ます。

あとから二冊目を書こうと思うのに、なかなか企画が通らないと嘆く方もいるようですが、一冊目が売れないとなかなか次の時には企画が通りません。

プロ野球に例えて言うならば、最初の本は、期待値込みの新人ドラフトで、二冊目は実績を見られるFAのようなものです。

新人作家は印税をそのままプロモーションにあてるべき

新人が出版する場合はいきなり広告を出版社はだしてくれません。商業出版は著者に投資するビジネスです。少なくとも300万円以上を出して本を出版するのであり、売れる補償もないのに広告を出すことはできません。そこで、売れ行きを見ながら、売れるようであれば次第にプロモーションをかけてくれるのです。

そこで、実績のない私のような新人著者の場合は印税をつかって広告を出してもらうよう交渉することができます。

初版の印税は本の売れ行きにかかわらずもらうことができる契約が一般的ですから、広告を出すだけのお金は入ってきます。出版社も自分のリスクを取ることなく、広告を打つことができますので、快く協力してくれます。

実際に私の場合も、最初の印税を新聞広告にすべて使うことを依頼しました。

もちろんそれ以外のプロモーションも頑張る

新聞広告と並行して、ブログやTwitterなどの媒体ですこしずつ発信力を強化するのも大切です。出版することで著者の信頼度があがっていますから、それだけで他の人よりも優位な立場にいるのです。是非出版した人は積極的にブログで情報発信をしましょう。

まとめ

日経新聞にサンヤツ広告を出すことで書籍の売上速度を加速させることができます。本が売れれば、貴方のメッセージをより多くの人に届けることができ、あなたのビジネスが加速します。

また1冊目がヒットすれば、2冊目を執筆するチャンスもやってきます。

ビジネスを加速させたい人、二冊目を出版したい人は、日経新聞に広告を出すことが効果的です。

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