解く順番を変えるだけで気づくこともある
特に長期休暇では学習サポートに学校の宿題を持ってくる子もいます。
スラスラと解いていける子もいれば、そうでない子もいます。
で、内容理解が出来ていない子は教えていくこともしていくのですが、普段の関わりから「これはできる気がするな」というような問題も上手く説くことができずに行き詰る子がたまにいます。
そういう時には、教えるというよりは気付けるような声掛けをしていきます。
「まずはこっちから解いてみたら?」
と解く順番を前後させてみるとか。
いえ、本来なら順にした方がスムーズであることがほとんどです。
そうやって作問されていますから。
ただ、自分の中の引き出しが開きにくい子にとってはそうとも限らなくて。
先に着目する場所を少し変えると「あ、そうだった!」と思い出すこともあるし、場合によっては答えにつながるものが記述されていることもありますからw
そうすると、教えられた時よりも「自分でできた」感が増すようで子どもたちはよっしゃ!という表情を浮かべることが多くなります。
そして、「順番通りじゃなきゃ」という縛りから離れて、自分の引出しの開きやすいものから取り組む井ことを徐々に覚えて、本来自力でできるものを自力でとけるようになります。
すると自然とテストでも数点ですが伸びていきます。
(テストでいい点を取ることが学習サポートの目的や目標ではないけれど、結果として見えやすいので、子どもも保護者も喜ぶことが多くなります)
何をやるか?と同じくらいどうやるか?が大切だと個人的には考えていて、学習についていえば、障がいにわたって一緒にやることは現実的に不可能なので、変化球的なやり方かもしれないけれど、「自分で」という実感を子どもたちに持たせてあげられるかは、僕の立場としては重要だとも考えています。
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