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うちのねこはおかしい。

 うちのねこはでかい。

 うちのねこの変なところ。ねこのくせにうしろ足だけで歩くところ。頻繁に。器用なもんだ。

 うちのねこはなかなかおもしろい。めちゃくちゃこっちを見てくる。訴えたいことがあるのかないのか、よくわからない。

 うちのねこはどうやら水が嫌いじゃないらしい。毛がびしょびしょにぬれてもおかまいなしだ。ねこのくせに。

 うちのねこは狩りがヘタだ。狩りに成功したところは見たことがない。そんなんでよく生きているなと感心する。

 うちのねこの毛づくろいが好きなようだ。よく私の毛並みを整えようとしてくれる。

 うちのねこはあんまり寝ない。ねこのわりにはせかせかしているほうだと思う。

 うちのねこはよくお外にいく。お外でなにをしているのかは知らない。

 うちのねこは欲張りで、どこかからおもちゃを持ってくることがよくある。お気に入りは板みたいなやつ。手に持って眺めている。そればっかりでかまってくれないときは寂しい。

 うちのねこは変だ。私のことが大好きなはずなのに、私の嫌がることをする。変なところに連れて行って痛いことをされるときなんかは最悪だ。でもそういうとき、うちのねこもなんだか嫌そうな暗い雰囲気を出す。なにかわけがあるのだろうと察して許してやる私はなんとすばらしいねこだろう。

 今日も寝ている私のそばでなにやらパシャパシャしていた。よくわからないが愛情を感じるのでゴロゴロいってやったのである。


【あとがき?】

 猫は人間のことを「でかい猫」と認識しているという仮説を元に、猫様目線の文章を書いてみました。どの部分で気づきましたか?
 ちなみに私はその説をあまり信じていません(笑)
 それはなぜかというと、猫カフェの猫さんたちがとヒトとネコを区別しているように見えたからです。例えば「ケージから出して〜!」というアピールはネコ同士ではせず、ヒト(店員、客に関わらず)に対してやっているような印象を持ちました。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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