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どこまでの搾取を許すか(老人編)

久しぶりにMさん(男性)から電話がありました。
母の見守りにも協力してくれる頼もしい知人です。

「こないだ教えてもらった寄席、よかったよ~さすがプロ。東筑出身らしいね~」と世間話から始まり
「仕事場所が近かったからお母さんとおしゃべりしてきたよ」
本当にありがたい。
高齢の母のところに仕事のついでにちょいちょい寄ってくれ、その後報告をほとんど毎回くれます。

そして、私の気が付かない母の変化を教えてくれます。

「こないだ言ったらIさんっていうお友達?いつも買い物してくれるっていう。その方が自転車が壊れたらしい。
なんでもお母さんから頼まれた買い物をしていてかごをぶつけた?こけた?そんな話だった。
それでお母さんに『おたくの買い物をしていて壊れたから三千円だして』って言われたとか・・・
それに以前はお金をねだらなかったけど、最近はおつりはもらっていいよね?とか『現物支給でいいよ』ってお母さんの買い物と一緒に自分の欲しいものを買ってるみたいだよ。
現物支給は以前からあったみたいだけど、前はお母さんが『これどうぞ』だったのが『これが欲しい』っていうようになったみたい・・・
それでもお母さんはその人に来て欲しいから応じてる。
愚痴が出だしてるけど、辞められない、あの人が居ないと私は生活できないって・・・あんた(私)が毎週実家に戻るからいいじゃないですか~って言ったけど、寂しいんかね。昔から知ってる人が来てくれて世間話をしたいみたいやけど。
自転車のかごの件はちょっとおかしくないですか?って言ったけど、いいんよ、いいんよ、みたいな話やった。
お母さん、そんなことしてたらお金でしか人は寄ってきませんよ?お金すぐ無くなりますよって言ったけど・・・」
事細かに(人''▽`)ありがとう☆・・・

私が母に何かしら言うととても嫌がり口を閉ざす・・・
私は敵ではないけど
なぜか昔から私は嫌われてたなぁ
自分で何とかする癖がついてるけど、そんな姿を見るのも癪に障る?みたいです。

Mさんのおかげで間接的に状況が知れてありがたい。

大きな金額を貸したりしていないので、知らないふりして目をつぶるしかない、って感じです。

共依存
亡くなった父を知ってる人と少しでもかかわりを持っていたい
昔の話がしたい

「あ、それと、以前は『どうぞ』とちょっと上がらせてもらい、椅子に座っておしゃべりしてたけど、最近は勝手口で立ったまま、お母さんは椅子に座って話すようになったね。アレって?思ったけど、Iさんとそうしているからかな?家にIさん上がらなくなったんだよね?」
そうです、Iさんは上がると長話になるから、勝手口で用事が終わったらすぐ帰るようになったとかです。
「それでかな?僕が行ったときも上げてもらえず。立ったまま4-50分はさすがにきつかったよ」
すみません・・・
「いや、それはいいんやけどね、あれ?前と違うな、と感じたから・・・ちょっと言っといたほうがいいかなと。何かしらお母さんのなかで変化があったのかなと思っただけだから」
ありがたいお知らせでした。

私は感じていない変化を教えてくれます。

しかしIさんとの関係はとりあえず「見守り」しかないと思っています。

※以前台風シーズンに、よく宅配してくれるクリーニング屋の方が
「これ、台風だから部屋の窓に貼るといいですよ」
って養生テープをくれたらしい。
これまた私が居ないときの出来事。
Mさんが「それは親切ですねぇ~ところでどんな養生テープ?私も仕事でよく使いますよ」って見せてもらったら

ダイソー

の養生テープ
それを一個500円?だかで数個買わされてました・・・
とほほ

Mさんが「え?ただじゃない?お金払ったの??」と聞いたら
「優しいよね」
って・・・
「お母さん、ダイソーなら一個100円じゃないですか?」と言うと
「でもわざわざ窓に貼ってくれたのよ~それくらいはねぇ」
あちゃ~って感じです。

しかも一個500円って言うの中々言わず、当時同居していたおばさんが「一万渡しておつりで7500円もらってたみたい」とか
「おつりもごまかされそうだった」
とか、聞きたくない話が出る出る(苦笑

Mさんも「クリーニング屋には気を付けたほうがいい」って言ってたけど、家に来てくれ、おしゃべりに付き合ってくれ、その代金としてなら仕方ないのかな・・・とやり過ごしてました。
しかし、デイケアしか外出しないのに、なんでクリーニング出すものがあんのよ!って思ってたけど
エプロン
バスマット
果ては
下着(おばさん)まで・・・

本来下着は受け付けてないらしく・・・
それはクリーニング屋さんが「私が洗ってました」とか言ってたけど・・・

そんなクリーニング屋も急に来なくなりました。

なんかトラブルがあったようです。

それもMさんが聞きだしてくれました(笑)

近しい方からの要望、要求、どこまで応じるか・・・
特に選択肢の少なくなった老人には悩みどころですね。

自分も注意しなければ・・・

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