トリガーオン

こうも寒くなってくると唇の乾燥が果てしない。
どこまでも続く乾いた大地に辟易とする。
きっとオアシスを求めてリップクリームが作られたんだろうなぁ。ありがたいことですよ。

冬の日に吐く息は白い。
白い息を吐いていると、喫煙者ってこんな気持ちなんだろうか、とか思ったりする。
厳密に言えば彼らは吸って吐いているわけなので僕とは訳が違うんだけれども。


僕は未成年だし、成人してもきっと吸わないんだろうけど、憧れたりすることもなくはないので、自分から白い息が出ることにほんの少しだけテンションが上がることがある。
スモーカー大佐が好きなので。
共感してくれる人いたら僕のズボンに焼肉を食わせてください。

急に唇の皮が気になるときあるじゃないですか。
僕はそういう時大抵歯でガッてやるんだけど、たまに上手いこといかないときがあって。
あれ引くほど痛いんですよね。ささくれ触ったときみたいな。銃の引き金引いちゃったみたいな。
と言っても銃の引き金なんて引いたことないから妄想で引きちぎってやりましたよ。やったね。

唇の皮処理班が発足されればこんな思いしなくてすむのになぁ。ちくしょう。悔しいなぁ。

あっ。またトリガーオンしてしまいました。