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世の中の変化と共に需要が高まる取材スキル!ライターが文字単価10円を目指すための講座

今回は、株式会社沖プロ代表の沖ケイタ(おき けいた)さんにお話を伺いました。沖さんは1,600人以上が受講するWebライター向け教材の「Writing Hacks」や「金融特化ライターマスター講座」をリリースしています。この2つの講座に加えて、新たに0から最速で文字単価10円超えの取材ライターを目指す方に向けた「取材ライターマスター講座」をリリースされました。本記事では、沖さんに取材ライターマスター講座への想いを伺いました。

ブログ運営から始まったキャリア

──まずは、沖さんのライターとしてのキャリアを教えてください。

僕のライターとしてのキャリアは、編集者やディレクターとしての仕事が最初でした。ですので、皆さんが想定しているような、クラウドワークスで文字単価いくらから受注するといったキャリアは歩んでいません。

もともと自分でブログの運営をしていて、その中でSEO記事や企業のPR記事を書いていました。その後、自分のブログで掲載する記事を書いてもらうために、ライターさんの育成をしていたのが案件を受ける前のキャリアです。

──Webライターから活動を始めたわけではないのですね。では、どのようにして仕事を受けるようになったのでしょうか。

2018年に稼げていたブログの売上が大きく減少したことをきっかけに、企業から仕事を受けるようになりました。それまでブログの記事を依頼していたライターさんと組んで、仕事を受ける形ですね。僕がディレクターとSEOコンサルを兼任し、一緒にチームを組んでいるライターさんが3人いたので、合計4人で始めたのがスタートです。ありがたいことに非常に好評で、案件は多い時で月100記事受注していました。一方で案件を受注する以前のように、僕がライターさんへ個別に教えるのが徐々に難しくなりました。

僕は自分で記事を書いているだけでなく、ライターの指導も行っています。また、アフィリエイトもそれなりに稼いでいるなかで、企業から発注を受けています。ですので、あまり僕のような人はいないのではと考え、自分の経験をもとにWriting Hacksをリリースしました。そのうえで、Writing Hacksの優秀な受講生に、弊社の仕事を依頼する仕組みにしました。

そこから沖プロという名前で法人化し、その後Webライタープロに名前を変えて、今では80人ぐらいのライターさんが在籍しており、取引先も100社を超えています。つまり、ブロガーから受託業に切り替えていき、その流れでWebライターさんを集めるために教育業もやっているといったキャリアですね。

世の中の変化と共に需要が高まっている取材スキル

──取材ライターマスター講座を作ろうと思ったきっかけを教えてください。

現状では取材ライターの需要に対して供給が足りておらず、まだまだ取材できる方が少ないと感じたからです。

取材ライターの需要は、これからどんどん高まります。なぜなら、AIの普及により一次情報や書いている人の経験に注目が集まっているからです。これらの状況に対して、きちんと取材ができるライターさんを増やしていきたいですね。

──確かに、ライターに求められる内容も変わってきていますよね。

また、もう少し大きい話で言うと、ライターとしてより稼げる人を増やしたいと考えています。今まではライターとして生活できる人や、独立できる人を増やしたい想いがありました。ですが、これからは1つ上の段階としてライターで月100万とは言わなくても、70万や80万ぐらい稼げる人を増やしたいと考えています。

──ライターとしてより稼げる人を増やしたいという想いが、講座のリリースにつながっているのですね。

そうですね。Writing Hacksをリリースして3年ほど経過し、おかげさまで受講生が約1,600人まで増えました。Writing Hacksをリリースしたことで、Webライターの基礎的なスキルを身に付けて、最初の案件を受注する手助けという意味ではある程度できていると考えています。ただ、独立してライターとしてさらに稼ぎたい場合、プラスアルファのスキルやノウハウが必要です。

Webライターが月100万円以上目指す場合にどうすれば良いかと言うと、僕の中では「ディレクター」「特化ライター」「取材ライター」の3つがメインになると考えています。その中の1つである取材の分野は、取材ライターとして月収100万円を達成し、文字単価20円超の案件を継続的に執筆されている小町ヒロキさんと、今回タッグを組んでリリースしました。

独自コンテンツとわかりやすさにこだわった講座

──ありがとうございます。続いて、取材ライターマスター講座を作る際に、特に注意した点や意識した点があれば教えてください。

一次情報が多いコンテンツにすることを意識しました。具体的には模擬取材を行ったり、ライブ配信で実際に受講生の方が取材したりするなど、独自のコンテンツを多く取り入れるようにしています。

あとは、わかりやすい内容にすることです。すでにいくつか講座をリリースしており、わかりやすく伝えるという部分では、僕の中である程度ノウハウが溜まっていました。ですので、わかりやすく伝える点を小町さんと一緒にきちんと実現することを意識しました。

 ──取材ライターマスター講座で一番価値がある部分や、重要だと感じている部分を教えてください。

取材ライターマスター講座で特に価値があると感じている点は、質問がいつでもできることです。実際に案件を受けると個別のトラブルがあったり、動画を視聴して気になったりするところがそれぞれあると思います。それらを質問いただくことで解消できる点は、他の講座にはない強みです。Writing Hacksでも、無制限で質問できる点はかなり好評だったので、取材ライターマスター講座でも同様のサービスにしました。

──確かに実際の案件だといろいろなトラブルが発生するので、何かあった時や疑問を感じた時に、いつでも聞けるというのは非常に助かりますよね。

ありがとうございます。あとは1回通しで動画を視聴するのはもちろんですが、2回、3回と繰り返し見ていただきたいです。電車で移動する時でも、音声だけであれば聴くことが可能です。その上で、実際に取材を行う時に気になることがあれば、その度に見返すという使い方が良いのではないでしょうか。

多くの方は取材案件を過度に怖がっている

──ここからは、取材記事の執筆に関してお伺いします。対面でのやりとりが苦手で取材記事案件への応募ができずに悩んでいる方は、どのように克服していけば良いでしょうか?

個人的には、まず1回やってみるという考え方が大事だと思います。食わず嫌いではないですが、多くの方は取材を経験したことがないため、過度に怖がっているように感じます。良くも悪くも、取材案件は単発で終わることが多いです。そのため、仮に取材がうまくいかなかったとしても気持ちを切り替えやすいので、まずは1回やってみるのが大切だと思います。

──確かに気持ちの切り替えはしやすいかもしれませんね。

取材はある程度回数を重ねれば、誰でもこなせるようになると考えています。なぜなら、取材と言っても行うことは一般的なコミュニケーションだからです。むしろ、こちらは事前に質問を準備する時間があります。取材案件はそこまで怖いものではないですよというのが僕の見解です。経験を重ねると、うまくいくときのパターンが見えてくるので、そこまで怖がらずに挑戦してほしいです。

──ありがとうございます。続いて、経験がなくても取材案件が向いているのではと感じる方の特徴があれば教えてください。

SEO記事を執筆していて、家でずっと作業を続けることに飽きてしまい、何か違うことをしてみたいと感じている人には向いているかもしれません。取材でいろいろな方の話を聞くと、新たな知見を得られることが多いです。良い記事を書いて感謝されることもありますし、今の働き方を少しアレンジしたいという方にも向いていると思います。

──確かに、SEO記事と取材記事ではやり方がいろいろ違うと思いますし、別の経験をすることによって今の業務に活かせることも結構ありそうですよね。

取材案件への挑戦を躊躇する人が多いからこそチャンス

──では最後に、取材案件に挑戦したいと考えている方に向けてメッセージをお願いします!

とにかく、恐れずに挑戦してほしいとお伝えしたいです。取材案件はなかなかハードルが高いと感じてしまい、挑戦せずに悩んでいる人が多いのではないでしょうか。だからこそチャンスだと言えますし、逆にガンガン挑戦していくだけで、しっかりと稼げるようになると僕は感じています。

すでにWriting Hacksを受けている方などであれば、Webライターとしての素地があるはずですので、まずは試しに取材案件を受けてみようという気持ちで良いのではないでしょうか。Webライターとして活動している方であればまずは取材案件を受けてみて、やりながら学んでいくぐらいの気持ちで積極的に挑戦していただければと思います。

──取材ライターに興味があるのであれば、まずは挑戦してみる気持ちが大事ですね。ありがとうございました!


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