日記的なもの 95「資格を持たない的な話」

 資格や免許というものを昔からなるべく取らないようにしている。自動車は運転するために免許証が必要な為取らざるを得ないし、会社の方で取らされた資格などは仕方ないにしろ、できるだけ持ちたくないと思っている。

 就職に便利だから取っておいた方が良いと言われても、正直なところ本気で取りたくないのだ。

 昔、資格ばかり取っている人を何人か見たことがある。その手の話になると資格を多く持っている人ほど、どれだけ苦労してその資格を手にしたか、その資格がどれだけ意味のあるものなのかを話し始めて止まらなくなり、しかもこちらを見下すように言ってくる。

 そういった人たちを見てきたせいもあって、資格ってものが自分に自信のない人が積極的にとるものだ、という考え方になってしまった。

 だから例えばMOSとかExcel表計算処理、ワープロ検定や運行管理、最近だとキャリアコンサルタントとかSE向けのAPやらFEなども取るように勧められたが、一切受けないし持たない。
 会社が出してくれる資格手当が3万円とかになるなら取ったほうがいいかな、とは思うが、そうでなければ一切取るつもりはない。
 周囲から「何故取らないの?」と言われれば、「資格なんてものは自分に自信がない奴が持つもんだ」と言っている。

 実際MOSなどは、持っている人と一緒にデータ入力系の仕事したことがあるが、実際の仕事が俺の半分もできていなかった。分野が違うといえばそうなのだが、仕事前にあれだけMOSを持っているからこんなもん簡単だ、的なことを言っていた割に、それが実践では何の役にも立っていないのだからどうしようもない。
 俺もこうならないようにしよう。

 そんなわけで、俺は資格を持たないようにしている。

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