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『迷路の外には何がある? 『チーズはどこへ消えた?』その後の物語』を読んだ

はじめに

『チーズはどこに消えた?』の続編。
日本で前作の訳書が出版されたのが2000年で、今作が発売されたのが2019年だ。
スターウォーズEP6が公開されてEP1が公開されるまでの16年間よりも長い期間を経ての続編となる。

著者のスペンサー・ジョンソンはもう既にお亡くなりになられているという衝撃的な「まえがき」から始まる。

冒頭に前作のあらすじがサクッとまとめられているので、前作ってどんな話だったけな〜という人にはありがたい。
今回は前作に出てきた小人の一人「ヘム」を軸に話が進んでいく。

前作で行動と考えなかった「ヘム」が、色んな壁にぶち当たり、今作から登場する新しい小人の「ホープ」が現れたことによって、少しづつ信念を変えていって、やがてハッピーエンドを迎える。

前作が名著過ぎるが故に、前作ほど学びがあったかというと悩ましいところだが、今作は今作で大変学びになることもあったので感想を書いていく。

感想

現状を把握する

現状を整理しメモを残し、今自分が立たされている状況であったり場所を把握するというのは人生において大事だなと思った。
状況を把握しておくと、自分が次に何をすべきかというのも言語化出来てくるのであとは行動するだけになってくる。

新しい考えを試す・受け入れる

相手から自分の考えや行動に反対されると、自分の考えが正しくないと否定されていると思って不愉快な気持ちになることはあった。
もちろん今でもそういう気持ちになることはあるけど、「こういう考え方もあるのか!勉強になる!」という気持ちに持っていったほうが、余計なストレスがかからなくて良い。

もちろん相手の言い方にもよるだろうけど、自分と全く同じ考えをもった人間はそういないわけだし、自分自身がまだまだ未熟だという事を認識しておくと、自分と考え方が違う相手の意見も尊重して受け入れることが出来ると思う。

相手の意見が自分の考えよりも「良いな」と思えば、今後はその意見に寄せて行けば良いのである。
その考えを良いと思うのも自分の信念であることには変わりない。

役に立たないものは足かせになるかもしれない

自分の凝り固まった古い考え方は、新しい扉を開く際に足かせになるかもしれない。
過去の経験は大事だが、古い考え方に執着しすぎるとさらなる成長を見込むことが難しい。
考え方をアップデートしていく必要がある。

さいごに

古い考えを捨て、新しい考えを受け入れ、信念をアップデートし、信念を持って行動すると、チャンスは巡ってくるよって事じゃないですかね。

これらを自分が出来ているかというのは疑問だけども、この本の内容を受けれ入れて引き続き自己研鑽を続けて行く。

おしまい


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