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30歳、春。痔になる。#2

前回の続き


年が明けたら痔になった

それは、正月も終わり、これから新年頑張ろうと思い始めた1月の下旬。

そいつが現れたのはあまりにも突然だった。


いつも通り、用を済ませるためにトイレへ。
ウォシュレットをしたあとに、トイレットペーパーで肛門を拭く。


「(。´・ω・)ん?」

まさにこんな顔だった。


トイレットペーパー越しに感じる形状が、明らかにいつもと違う。

穴の近くに、直径100円玉サイズの球体がある。


触っても特に痛みは無い。


(。´・ω・)
こんな顔をしながらも、トイレットペーパーで肛門を拭き、トイレを出た。


座ってみると確かに違和感がある。
それからというもの、肛門の隣に現れた球体が気になってしまい、座る姿勢によっては痛みも感じるようになってきた。


「まさか、癌では…!?」


そんな最悪の事態も想像してしまい、不安で仕方なかった。

仕事も手につかないので、翌日の朝に病院に行くことを決意。



そして僕は、人生で初めて肛門科を探すことになる。




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