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移住者が感じる長崎の好きなところ(4/4)

前回の続き。

長崎の好きなところを滔々と語っていきます。

地域ごとの特色が豊か(県内・市内・中心部)

 長崎は、地域ごとの特色が本当に豊かだ。

 「県内」という単位で見てみると、例えば、長崎市(例:和華蘭文化)、佐世保市(例:米国文化)、平戸市(例:ポルトガル・オランダ貿易)、五島市(例:離島・潜伏キリシタン)、雲仙市(例:温泉・火山)…などなど、市ごとに個性が大きく異なる。土地の魅力をあげればキリがない。

長崎市・和華蘭文化の「華」、崇福寺(唐寺)
平戸市・教会と寺院が見える道
雲仙市:雲仙地獄

 長崎県内の21市町、どこもかしこも個性豊かで魅力に溢れている。以前、県内を旅した様子を以下のYoutube動画にまとめた。長崎県面白すぎて、あと7周くらい県内巡りをしたい。

 なお、「市内」の単位で見てみても、例えば、外海、琴海、茂木、野母崎、と地域ごとに雰囲気が大きく異なる。

旧出津救助院・外海もキリシタンの里だった
琴海の「清流と棚田の里」。自然を満喫。
漁師町・茂木の夕暮れ
野母崎・脇岬の真っ青な海

 市内各地の特色・魅力も、あげるとキリがない。長崎市内各地の魅力は、「STLOCAL」という長崎の観光情報サイト・アプリ内に寄稿した記事にまとめた。

 そして極め付けは、長崎は「市中心部」だけでみてみても、踊町、浦上、大浦・山手とで、これまた文化圏が全然違うのだ。

長崎くんちの奉納踊りを披露するまちのことを、踊町と呼ぶ。長崎市内に58ヵ町存在。
潜伏キリシタンの里・浦上。原爆投下の過去も持つ。
旧外国人居留地・大浦/山手。洋風な街並み。

 長崎は、どこもかしこも地域の個性が豊かで、本当に面白い。

四季ごとに花が楽しめる

西山ダム下流公園の桜
桃渓橋の桃の花
中島川沿いの紫陽花

 四季折々の花々が楽しめるのは、何も長崎に限ったことではない。ただ、自分は長崎で暮らすようになって、以前よりも四季の草花を楽しむようになった。春は、桜・桃の花、夏(梅雨)は紫陽花、秋は金木犀、冬は寒桜・梅、といった具合に、季節の自然を愛でている。

解きがいのある課題が存在する

斜面地の空き家問題も、長崎の社会課題の一つ

 長崎には、人口流出(長崎市は2年連続日本ワースト2位)・斜面地の空き家・海洋プラスチック問題、などなど様々な社会課題が存在する。一見ネガティブだが、これは見方を変えれば「解決しがいのある課題」がたくさんあるということだ。加えて、こういう課題があるからこそ、「この課題をなんとか解決したい」という人々が集い、真剣に議論したり活動するような場・コミュニティが存在していたりする。

HafHの直営店が存在する

 長崎には、HafHの直営店が3つ存在する。特に、市内の拠点は、カフェ・コワーキングスペース・宿が併設されており、市内・市外から集う様々な人との交流の場にもなっている。家具家電ネット完備・中長期滞在も可能なため、ワーケーションや本格移住前の仮住まいとしても活用可能。自分はHafHを用いて、スーツケース1つで長崎に移住してきた。長崎にスムーズに移住できたのは、間違いなくHafHのおかげである。

地震が少ない

地震は少ないが、大雨・台風は多い

 長崎市は、地震が極めて少ない。データが確認できる1919年以降、震度4以上の地震は、たった5回しか観測されていない。今のところ、移住してから地震を感じたことは一度もない。この点はとても安心である。

 一方で、大雨・台風などの自然災害は多く、激しい。移住した年の夏は「令和2年7月豪雨」と名前がつくほどの豪雨、そして台風に見舞われた。東京にいた時は感じにくかった、自然災害の恐ろしさをまじまじと感じた。ただ、地震と違って大雨・台風は事前に心構えができるので、その点は地震より良い。

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以上、移住者が感じる長崎の好きなところ、でした。


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