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松下幸之助は日本が敗戦した昭和二十年八月十五日の翌日に、
社員に向けてこうスピーチしています。

「眼前の破局は天の啓示であり、天訓である」

これはすごいと思うんですよ。
当時は日本中が失意と絶望のどん底にいましたから。
たぶん幸之助さんがこの状況を見ても、
「眼前のコロナ禍は天の啓示であり、天訓である」
って言うと思います。

また、
「真実の日本精神を取り戻す絶好の機会である」
とも言っているんですね。

敗戦でボロボロになるのではなく、
二千五百年培ってきた日本精神を発展させる契機だと。
今回のコロナ禍でもオロオロせず、
決然と我われはこの眼前を見るべきだと思うんですね。

(「致知10月号」より)

何があっても、主体的に受容し、前向きに取り組もう!!

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