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海外で会う不自由な日本人

日本の外にもう10年以上住んでいるのですが、たまに会う「不自由な日本人」。

よくある傾向が3つあります。

①海外にいる自分が他の人より優れていると思っている
②日本を出たことない人、日本社会を曇ったメガネで見て見下している
③外国人と付き合うことで自分の価値が上がると勘違いしている

①海外にいる自分が他の人より優れていると思っている
「〇〇語が話せる自分すごい」、「現地法人で働いている自分すごい」、というところから、私は優れているという錯覚に至ります。それは、スキルであって、個人の価値ではないのに。例えば、一輪車乗れても、優れた人じゃない。なのに英語ができる、とかいう1つのスキルだけで、まるで自分が他の人より優れていると思っている人、結構います。なんでかな。レアさでいったら、「耳動かせる」の方がレアですごいスキルな気がします。

②日本を出たことない人、日本社会を曇ったメガネで見て見下している
①から、②に結構すぐ行きます。「日本を出たことないやつには、分からない」、的な否定的なコメントから、日本社会に対するネガティブコメントばかり言う人。もちろん、日本社会には沢山問題があります。でも、それはどこの国もそうなのです。外国を美化しすぎていると冷静な判断や分析が出来なくなります。逆も然り。

③外国人と付き合うことで自分の価値が上がると勘違いしている
②から、「現地人と付き合っている自分すごい」となってくるようです。この中でも、白人としか付き合わない、みたいな日本人にも会ったこともあります。正直、その人たちの判断基準に違和感です。「ブランドバッグ持ってる私すごい」じゃないんだから。無意識のうちに、白人が優れているというような人種差別的な考え方をしてしまっているのではないでしょうか。国籍や肌の色などにかかわらず、その人の人間性と向き合って付き合う、という方が健康的な関係なのでは。

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どこに居ても、自分は自分。優れているとか劣っているとか考えても楽しくないし、凝り固まった不自由な考えばかり持っていると、窮屈になってしまいそう。

なので、私は不自由な考えに陥らないようにして楽しく生活しよう、と思うのでした。

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