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組織特化型AIの未来

地域特化型、組織特化型AI

最近、汎用AIではなく、組織内でカスタマイズされた限定的なAIに注目しています。これは、事務作業の軽減や組織内の情報共有の円滑化を目指した研究です。特定のデータを参照することで、AIの出力を信頼性のある自然言語にし、ハルシネーションと呼ばれるAIの誤った創造を防ぐことが可能になります。

フィードバックの難しさ

ユーザーにAIを試してもらい、フィードバックを元に改善するのが王道だと思っていましたが、そこで大きな課題に直面しました。「何でも聞いてみてください」と言うと、ユーザーは何を聞けば良いかわからず、特に聞きたいこともないという反応が多いのです。そして、苦し紛れに打ち込んだ質問はAIの利便性を活かせない内容ばかり。そんな時には、「あなたはどんな情報で私をサポートしてくれますか?」と質問すると、AIの得意分野を提示してくれることがあります。

この現象は、AIに限らず現代社会全体を反映していると思います。以前は技術や環境の制約が多く、新しいことをしない理由になっていましたが、今やスマホ一つで世界中の情報にアクセスできる時代です。それにもかかわらず、多くの人が電話以外の使い道を見つけられていないという現実があります。

AIの地域・組織特化の可能性

今後、地域や組織ごとに特化したAIの開発・提供を考えています。この感覚は、平成初期にインターネットの素晴らしさを語るようなものであり、昭和の時代に一人一台の携帯電話を勧めるようなものです。前途多難ではありますが、理解してくれる人々と情報交換しながら進めていこうと思っています。

シンギュラリティとAIの役割

「シンギュラリティは起きるのか」という議論がありますが、個人的には「とっくに起きている」と考えています。AIはすでに人間の知能を超えています。これは、人間の秘めた可能性を否定しているわけではなく、一般実用レベルで人間を超えているという意味です。例えば、暗算よりも電卓が早くて正確であり、車に乗れば簡単に遠くまで早く行けるのと同じです。

今後、人間の大脳だけで勝負する人とAIを使って処理を任せる人の二極化が進むでしょう。求められるから仕事をするのではなく、イノベーションを起こす人は誰も求めていないことに挑戦し、感動しながら人生を費やしていくのだと思います。私も、自分の人生の後半をどう使うか、それこそAIに相談しながら、自分自身へのアクセシビリティを調整して世の中に貢献できないか考えています。

この記事を読んで、AIの未来や可能性について考えるきっかけになれば幸いです。具体的な話しを聞きたいという方がいれば、ぜひ、情報交換しましょう。

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