見出し画像

これからは手描きグラフィックか?


デザインの「デ」の字もない、超ゆるい居心地と美味しい料理の行きつけの居酒屋から、マークのデザインをお願いされた話です。

写真の居酒屋は文中の店とは違います。写真はイメージです(笑)。ま、こんな感じの店。


そこにいる家族や地方独特の親子でもカップルでもない複雑な人組み(笑)。娘とその友達と、親戚のおじいちゃんと隣の家の息子、みたいな構成・・・・。とにかくデザイナーの僕にとって「デザインがなくて本当に良かった」と思えます。

そう思うと「デザイン」とは、店主の思考。こういう人に来てもらいたいという意思。もしくは、何にも考えないで、流行りの「こんな店にしたい」という思いを店舗デザイナーが適当に予算の中で作ってしまった世界。

いずれにしても、深く居心地を考え、なるべくその店主やこれまでやってきた歴史を無視せず、最小限度に抑えたようなことにはなかなかならず、結局「主張」してしまうのが「デザイン」だなぁと、しみじみ思うのです。それは料理を盛る「皿」に似ています。

ここから先は

1,417字

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?