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技能実習計画とは|300文字解説でAIと勝負06

行政書士の長岡です。専門用語などを300文字程度で解説してAIと対決してみるシリーズ、第6回は「技能実習計画」について。

今回のお題(AIへの指示)

#技能実習計画とは
技能実習計画について説明する

##要件
・あなたは行政書士です
・専門家でなくても理解できるように説明してください
・文字数は全体で300文字程度に収めてください

わたくしの説明

技能実習計画とは、技能実習生の受入れに際して策定する計画です。計画は実習実施者(受入企業)が実習生ごとに策定して、外国人技能実習機構から認定を受ける必要があります。

計画の認定基準は、技能実習法によって厳格に定められています。職種・作業ごとに規定されている審査基準を参考に、「どのような業務を何か月目に何時間行うのか」まで詳細に計画していきます。

また、適切な者を責任者や指導員として選任し、受入体制を整える必要があります。もちろん、賃金等の労働条件に関しては、日本人労働者との均等・均衡な待遇が求められます。宿泊施設も一定水準以上のものでなければなりません。

実習実施者は監理団体の指導を受けて、すべての基準を満たした計画を策定する必要があります。
(322文字)

AI(Bard)の説明

技能実習計画とは
技能実習計画とは、外国人の技能実習を適正に行うために、実習実施者が作成する計画書です。技能実習を実施する企業や団体が、実習生にどのような技能をどのように修得させ、どのような成果を上げさせるのかを記載したものです。

技能実習計画は、以下の10項目を記載する必要があります。
1.実習実施者の名称、住所、代表者氏名
2.技能実習生を受け入れる職種、作業
3.技能実習の期間
4.技能実習生の受け入れに係る費用
5.技能実習生の生活環境
6.技能実習生の日本語教育
7.技能実習の実施に係る指導・監督
8.技能実習の評価・検定
9.技能実習の修了後の措置
10.その他必要な事項

技能実習計画は、外国人技能実習機構の認定を受ける必要があります。認定を受けるためには、技能実習計画が以下の要件を満たしていることが必要です。
・技能実習の目的を達成するために必要な内容であること
・技能実習生が適切に技能を修得・習得できるようにしていること
・技能実習生の人権が尊重されること

技能実習計画は、技能実習を実施する上で最も重要な書類です。実習実施者は、技能実習生が安心して技能を修得・習得できるように、十分な内容の技能実習計画を作成する必要があります。
(504文字)

行政書士から一言
技能実習計画の作成は、専門的な知識や経験が必要です。行政書士に依頼すれば、適切な内容の技能実習計画を作成することができます。

技能実習計画の作成を検討している方は、ぜひ行政書士に相談してみてください。

Bard

わたくしの感想(Bard)

間違ってはいないと思いますが、やや細かすぎる気がします。実習実施者の名称とか、ここで説明しなくてもよいのかなと。まあ、文字数を無視したら説明しておいたほうがよいと思いますが。

検定については、私も入れるべきだったかなと思います。

「行政書士から一言」については、ノー・コメントで。

AI(ChatGPT)の説明

技能実習計画は、外国人労働者が日本で特定の技術や技能を学び、習得するためのプログラムです。この計画は、日本の企業が外国人労働者を雇用し、彼らに特定の職業技術を教育するために使用されます。

計画には、外国人労働者の受け入れ企業と外国人本人、また受け入れる技術や技能の詳細が含まれます。この計画は日本政府によって認定され、一定の法的要件と手続きに従って運営されます。

外国人労働者は、技能実習計画の下で一定期間日本で働きながら技術や技能を習得し、帰国後に自国の産業に貢献できるようになります。技能実習計画は、外国人労働者と日本企業の双方にとってメリットのあるプログラムであり、外国労働力の活用と国際交流を促進します。
(304文字)

ChatGPT

わたくしの感想(ChatGPT)

知らない人からするとイメージが掴みにくいような気もしますが、間違えてはいないと思います。いつもどおり、文字数はChatGPTのほうがシビアですね。

「計画は日本政府によって認定され」については、入管の長官と厚生労働大臣が権限を持っているので、むしろ「機構によって認定」よりも適切なのかもしれません。

外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律
第十二条(機構による認定の実施)
出入国在留管理庁長官及び厚生労働大臣は、外国人技能実習機構(以下この章において「機構」という。)に、第八条第一項の認定(前条第一項の規定による変更の認定を含む。第四項において同じ。)に関する事務(以下「認定事務」という。)の全部又は一部を行わせることができる。

e-GOV法令検索

まとめ

Bardのほうが具体的ですが、文字数を守らない傾向にありますね。あと、「行政書士から一言」みたいな味付けをしてくるのも、Bardの特徴かもしれません。

そして、今回もやはり300文字では厳しいテーマだったように感じました。
(企画自体の見直しが必要なのか?

アンケートのお願い

Twitter(X)でアンケートをとりますので、ご協力いただけるとさいわいです。

おまけ(AIによる添削)

あなたは行政書士です。
技能実習制度について説明した「本文」を読んで、次の2点を提案してください。

・不適切な部分
・改善案

##本文
(略)

Bard

不適切な部分
本文の不適切な部分は、以下のとおりです。技能実習計画の作成主体が実習実施者(受入企業)であるという記述は、必ずしも正しくありません。技能実習計画は、実習実施者と監理団体(受入企業の責任者から委託された団体)が共同で作成します。
賃金等の労働条件に関しては、日本人労働者との均等・均衡な待遇が求められますが、これはあくまでも原則です。実習内容や受入先の状況によっては、日本人労働者との均等・均衡な待遇が困難な場合もあります。
宿泊施設も一定水準以上のものでなければなりませんが、具体的な基準は定められていません。

改善案
不適切な部分を改善した本文は、以下のとおりです。

技能実習計画とは、技能実習生の受入れに際して策定する計画です。計画は実習実施者(受入企業)と監理団体(受入企業の責任者から委託された団体)が共同で策定して、外国人技能実習機構から認定を受ける必要があります。

計画の認定基準は、技能実習法によって厳格に定められています。職種・作業ごとに規定されている審査基準を参考に、「どのような業務を何か月目に何時間行うのか」まで詳細に計画していきます。

また、適切な者を責任者や指導員として選任し、受入体制を整える必要があります。賃金等の労働条件に関しては、日本人労働者との均等・均衡な待遇が求められますが、これはあくまでも原則です。宿泊施設は、実習内容や受入先の状況に応じて、一定水準以上のものでなければなりません。

実習実施者は監理団体の指導を受けて、すべての基準を満たした計画を策定する必要があります。

その他
本文では、技能実習計画の重要性については十分に説明されていますが、技能実習計画がどのように作成されるのか、具体的な内容はどのようなものかについては、もう少し詳しく説明するとよいでしょう。例えば、以下のような内容を追加するとよいかもしれません。
・技能実習計画の作成に必要な情報
・技能実習計画の作成手順
・技能実習計画の審査基準

また、技能実習計画の認定基準は、技能実習法によって厳格に定められているとのことですが、具体的な基準はどのようなものかについても、説明するとよいでしょう。例えば、以下のような内容を追加するとよいかもしれません。
・技能実習計画の認定基準
・技能実習計画の認定基準の例

これらの改善を行うことで、本文はよりわかりやすく、実践的な内容になると考えられます。

Bard

じつは私も、最初に「監理団体と協力して」という文言を入れていました。でも、文字数の都合で削除したんですよね。最後の一文で説明していますし。ただ、作成主体は実習実施者だと思うのですが……。

均等・均衡待遇についてはおっしゃるとおりかもしれませんが、わたくしの立場上、そんな説明をするわけにはいかないんですのよ。
(AIがグレーゾーン攻めてくるとは思いませんでした

ちなみに、宿泊施設の基準は『技能実習制度運用要領』に細かく規定されています。(寝室の広さは一人4.5㎡以上とか)

ChatGPT

不適切な部分:
文章がやや冗長で、簡潔さを欠いています。読み手にとって理解しやすくするために、簡明な表現が必要です。
技能実習計画の具体的なメリットや外国人労働者と日本企業の双方にとっての重要性について触れていません。

改善案:
1.文章を簡潔かつ明確にしましょう。例えば、「技能実習計画は、外国人労働者の受け入れ時に策定され、外国人技能実習機構から認定を受ける必要があります。」と言い換えることで、冗長性を排除できます。
2.技能実習計画の重要性について、外国人労働力の活用、国際交流促進、日本企業の技術力向上など具体的なメリットを強調しましょう。例えば、「技能実習計画は、日本企業にとっては新たな技術や労働力を導入する機会を提供し、外国人労働者には日本での技術やスキルを習得するチャンスを提供します。」と説明できます。

これらの改善点を反映させることで、文章はより明確で魅力的なものになり、読み手にとってわかりやすくなります。

ChatGPT

私の一段落目はたしかに冗長かもしれませんが、一文にあれこれ入れないようにした結果なんですよね。このあたりのさじ加減は本当に難しいです。まあ、改善案は正確性が欠けているのでダメだと思いますが。

ChatGPTが作った文章も実習計画のメリットを強調しているようですが、ひょっとすると「あなたは行政書士です」が効いているのかもしれません。ちなみにわたくし、概要の説明でそこまで語る必要はないかなと思ってしまいました……。

おまけのまとめ

それぞれのAIに特徴があるような気もしますが、まだちょっと掴めないですね。前回の回答とか忘れてしまっていますし。

投稿に対する反応が弱いのでイマイチやる気が出てきませんが、もっと深掘りしないといけない気がしてきました。

やる気が出ない→浅い記事になる→反応が弱い→やる気が出ない……

という悪循環になっているのかもしれません。

というわけで、アンケートやスキなど、ご協力をお待ちしております。

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