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英文法おススメ参考書5選(TOEIC対応)

英語を学ぶ上で基礎となる「文法」。

私は大学2年生(20歳)までTOEICの点数は350点でまったく英語ができませんでした。現在30歳ですがTOEICは900点を超え、TOEFLでも90点以上、アメリカで仕事をして3年目になります。

まだまだ実力不足を痛感する日々ですが少なくとも英語に関わってきた身として「文法は英語力のすべての技能の土台となる」と実感しています。

以下はあくまでも個人的な「ベスト参考書」であり、学び方や目標とする英語力への到達方法は無限大であるということを強調したいと思います。ですので、私のやり方が合う方もいればそうでない方もいると思います。

*TOEIC, TOEFL, IELTS, 英検などで点数を取りたい人もそれぞれの対策の前に文法の基礎固めをおススメします。それがあるかないかで対策をした時の伸びしろは大きく異なると思います。

文法の重要性に関してはこちら↓

それではさっそく始めていきます!

まずはじめに私が取り組んで続かなかった参考書の特徴があります。

それは「見るだけの参考書」でアウトプットがない参考書です。

多くの文法書が見るだけのつくりとなっています。特に受験系の参考書はアウトプットできることが目的となっていないので仕方ないと言えます。

ただ、私は文法学習を通して受験で点数を取りたいというのが目標ではなく、「4技能すべての力を高めるための文法」を学びたいと思いました。

そういう観点で考え方時に、見るだけの参考書では自分の中での本当の定着に繋がっている感じがなかったんです。

なのでアウトプットできる参考書を探しました。

初心者向け

まずは初心者向けです。

こちらは初歩的な品詞から丁寧に解説がついています。アウトプットセクションも無理なく取り組めるように段階的に設定されていると思います。中学英文法を学びなおすという観点ですごく良い参考書だと思います。アマゾンからは試し読みもできますので、参考にしてみると良いと思います。


中級者向け

次に中級者向けです。

これはもうド定番かもしれません。

見開きのページ構成になっていて、

左側が解説(インプット)、右側が問題(アウトプット)

となっています。

いやでもアウトプットしなければいけないつくりになっているので、定着します。私の場合はこれのおかげでSpeaking, Writingの文法基礎が身についたと思っています。大学4年生のとき、英語教員になりたいと思っていたので全部で3周しました。基礎固めをしたい方にはお勧めです。

難点があるとすれば少しタフというか、分量も多く、大変だと思う方もいるかもしれません。

その場合は中級編までの橋渡しとして初級者編も良いかもしれません。

こちらの良いところは中級編と少し重複している項目もありますが、インプット、アウトプット共に中級者編よりも難易度が低いこと。中級編で「時間がかかってしまい進まず、やる気がでない!」という人でも初級編なら割とサクサクと進めてモチベーションが維持できるのではないかと思います。

上級者向け

最後に上級者向けです。

なんか先程の参考書に似ているな、と感じた方もいるかもしれません。こちらは中級者向けマーフィーのケンブリッジ英文法の洋書版です。日本語版をやった上でこちらをやるとさらに力がつきます。(英語教員とかしっかり英語を学びたい方以外は必要ないかもしれません。)

最後に

こちらも先程のシリーズの状況上級編です。
著者が初級編・中級編と異なり、イギリス英語(初・中はアメリカ英語)で構成されているので一部単語がアメリカ英語とはニュアンスが違ったりします。それでも英語は英語ですし、複数の文法を組み合わせたような表現方法などもあり大変勉強になります。この本で学んだことが今WritingやSpeakingで活かされていると感じる場面は多々あります。中級を終えて、さらに自分英語力に磨きをかけたい、表現の幅を増やしたいという方にお勧めです。

以上、お勧めの文法書紹介になります。
ほとんどがGrammar in Useのものになってしまいましたが、たくさん試した中で私が本当に良かったと思えるものはこれだけでした。

アウトプットに焦点が置かれているので他の文法書よりも時間はかかるかもしれませんが、その分「使える英語」が身につきます。

参考になればうれしいです。



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