私が一級建築士を取得するまで 2年目-学科編-

前回の屈辱を受けた翌年、今度はどうやって勉強しようかと思案していたところ、どこから嗅ぎつけたのか
「総合資格と申します!今年一級建築士試験受けられますか?それなら是非、当社にお任せ下さい!」
と、資格学校からタイムリーなお誘い電話を受けました。

資格ビジネスに身を任せ

世の中、資格取得のために様々な学校や通信教育が存在しており、一級建築士も例外ではございません。
ただし、その金額がなかなか高額であり・・・

一級建築士試験予備校の中で有名な三大校は、
・総合資格学院
・日建学院
・TAC
となっております。
例えば、総合資格で学科+製図を学ぼうとすると、スタンダードなコースでも100万必要です。

日建学院でも、学科と製図のスタンダードなコースで100万以上払わないといけなさそうです。

TACの場合は、学科と製図合わせても60万弱という、少し家計に優しい価格設定。

高い金額だけあって合格率が優秀であるため、金を払って効率的に学ぶか、あるいは費用を抑えて安いところに行くのか、はたまた独学で頑張るのか、受験生は自分に見合った学習方法を選択することになります。
私の場合…
電話をかけてきた営業と交渉し、
・学科はテキストと問題集だけもらって独学
・製図は通学で
という内容により、70万近くまで安くしてもらいました。
2年目の試験勉強、これにてスタート。

最強の武器、手に余る

資格学校の教材は最強だと、これは断言できますね。
高い金を払うだけあって、彼らのテキストや問題集は書店で販売されているものよりも無駄なく、効率良く学習できるように作られています。
5科目もあるので、最初はその分量に驚かされますが、後々そのありがたみが良くわかってきます。
ただこの時は、
「社会人になってまで勉強かったるいなー」
と毎日毎日考えていたので、問題集を解くことをメインに、分からなかったところはテキストを読むという、極力効率的に進めようと考えていました。(仕事をしつつ勉強するのは、なかなか大変なものです)
結果として…総合資格の教材は、半分程度しか活用できず。。

こんな私でいいの…?

そして迎えた2回目の試験当日。昨年よりは自信がありました。
試験終了後は資格学校の呼びかけにより、製図で通学することになる学校へ向かい、自己採点をすることに。
5科目合計で125点中、私がとれた点数はたしか92点くらい。
微妙な点数だなぁというところでしたが、資格学校の判定では
「学科合格の見込みあり」
ということで別室に案内され、合格見込みありとみなされた皆様と共に学校の講師共々万歳三唱!!
「えっ、あの点数でいいのかしら…?」
と喜び半分戸惑い半分の気持ちを抱えつつも無事学科試験を突破し、製図試験へと乗り込んで行くのでした。
その後何年も製図に苦しめられると知らずに。

次回に続きます。

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