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【大町】横山彰乃さん パフォーマンス会場設営編

信濃大町アーティスト・イン・レジデンスがホストとなり、ダンサー・振付家の横山彰乃さんが滞在を進めているNOA大町「ふしぎうぶすなレジデンシー@信濃大町 STRANGER THAN PHENOMENON」

8/5-7,8/12-19の滞在では、10月に行うパフォーマンスに向けてシャッターで閉ざされていた空き店舗の掃除と会場設営を進めました!

掃除前のパフォーマンス会場「旧ショーゲツ」

パフォーマンス会場としては少し汚れている室内。横山さん・大町市さんと一緒にまずは床磨きからスタート!床面積がかなり広く思った以上に体力を使う作業になりました。

まずは床磨き!
手の感覚を失ってしまうほどデッキブラシで磨く

横山さんの超人的な体力や、やり始めたらハマってしまう性格(?)により見違えるほど綺麗になりました!

掃除をしているとさまざまな地域の方が関心を持って寄ってくれる
営業をしていた時の残像が残る壁を磨く

横山さんにとって馴染みがある旧ショーゲツを手塩にかけて丁寧に掃除をする作業を通して、大町・空き店舗・アートについてたくさん思考を巡らし想いを膨らませる時間となりました。
(文 コーディネーター佐久間圭子)

今回からダンサー・横山さんのレジデンスをサポートするアシスタントとして入りました、前田斜めです。わたくしは野外での演劇活動等行っており、現場感覚でのサポートを行なっていきます。
今回の期間は、会場となる旧ショーゲツで設営を行いながら、横山さんとお話ししお互いの素性を明らかにしたりして、上演作品の意図を紡いでいきました。
旧ショーゲツはなかなかに広いです。
観る視点によって様々な切り取り方ができる空間で、尚且つここに幼少期の横山さんが訪れていたというのがおもしろい。
そんな場所でレジデンスできる醍醐味は、なかなかご本人にしか立ち入れない要素として作品にも影響してくるのでないかと想像しました。
しかし、広い空間でできることも多々あれば、限られた滞在でその場を変容させていくのにはそれなりのハードルがあります。
さらに横山さんはダンサーとして、ひとり。
いったいどのように場所や時間を作品として構成していくのか興味深いです。

ステージとなりそうな場所
竹を吊ってゆく。

ダンサーにはダンサーの空間の捉え方が、彫刻家には彫刻家の、もちろん演劇には演劇の特有のものがあるかと思います。
わたくしはサポートとして、ダンサーである横山さんの観ているものを大切にしながら上演までサポートしていきたいと思います。

使い古した電球を変える。これが今回の難所のひとつです。

(文 アシスタントコーディネーター前田斜め)





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