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【安曇野】うちそと駅伝《復路》

『うちそと駅伝』の《復路》を思い返しながら、5月末から6月頭にかけての安曇野滞在について書いていきます!

6月6日快晴の日曜日、復路の出発地点は【豊科近代美術館】の前庭。

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2020年の2月に下見で初めて安曇野に来たときは、真冬の曇天(小雨?)でした。その時に、「春はバラがたくさん咲いて綺麗なんですよ」と教えていただき想像はしていましたが、まさかここまでとは!

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こちらは5月、滞在初日の写真。
窓の外が綺麗です。まるで額に入った絵みたいですね。

次のポイント【久保田農村公園】では、さちさんが1人で踊りました。
知る人ぞ知る、穴場の公園です。小学生くらいの男の子たちが、遊びながらダンスを観てくれていたのが印象的だったそうです。

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これまた、木が額縁みたいに囲んでくれています!
この周辺には水田と麦畑が広がっていて、西を向けばアルプスの山々!
下見の時、あまりにも雄大すぎてクラクラしたのを覚えています。

その頃わたし(あやこ)は、【堀金中央公園】で踊っていました。
広い公園内には、もともと遊んでいたご家族や、中学生くらいの学生たちがいらしたのですが、ダンスが始まると意識をこちらに傾けてくれて嬉しかったです。

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常念坊です!
常念坊は伝説の山姥と言われていたり、いろいろしてますが、里まで降りてきてお酒をもらって歩いていたという話があるためでしょう、トックリを持っていますね。いろんなアイテムを装備していて、まるでスーパーマンのようです。

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滞在初日の下見では、ここで昼食をいただきました。
食べているのはお好み焼き!カラシがかかっていて美味しかったです!

少し話を戻して。堀金中央公園に来る前、【堀金小学校】に立ち寄りました。
とっても綺麗な小学校!校庭を外から眺めながら、「7月7日にここで杉を焼くんだ」というお話をしていただきました。焼杉の実演は8月14日から開催される『シンビズム4』にちなんだイベントらしく、焼いた杉は豊科近代美術館の前にある芝生で、展示に使われるそうです。(七夕の日、絶好の焼杉日和だったようですね!)

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え!ここ!!!!!!
(テレビゲームの主人公の、残りの命待機中、、みたいなわたしたち)

焼杉について、市民タイムスさんのリンクを貼っておきます。https://www.shimintimes.co.jp/news/2021/07/post-14387.php

続きまして【国営アルプスあづみの公園】へ!

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こんな景色を見ながらひたすら登っていくんです。
わーーーーーーー!って何回も言いました。
そうして到着したのが、

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ここです!
公園の入場口から入ってすぐの場所で踊ったこともあり、ここでのダンスは「テーマパーク」を合言葉に踊りました。ウェルカムダンス!

この公園、ここはまだまだ序盤中の序盤で、実はとーーーっても広いんです。他の候補ポイントもたくさんあったのですが「公園内を回っていたら、ここだけで『うちそと駅伝』終わっちゃうよ」とご助言いただき、なんとかエントランスで留まりました。
わたしたちも全然回りきれていないですが、少しだけご紹介を。

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これは「オオルリシジミ」を探しているところ。絶滅危惧種のチョウチョウ。オオルリシジミは毒を持った草「クララ」しか食べないので、クララが減ったために生きるのが大変になってしまいました。小さくて青いです。遠くで飛んでいても、キラキラと青く光って見えます。

復路の山場だったんじゃないでしょうか、【八面大王足湯】まできました。

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ここでのダンスは、魏石鬼八面大王(ぎしきはちめんだいおう)と、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)の戦いを想像しながらつくりました。

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どっちがどっちでしょうね〜〜〜

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滞在の中ごろ、すでに相棒のようになっていた電動自転車と【有明山神社】へ行きました。そこでは大きな鳥居や、めちゃくちゃ綺麗で水の色とは思えない川(大阪ではこんな色なかなか見られません)などなどに、ひとしきり大興奮!
そうして、その後向かったのが、この【魏石鬼窟(ぎしきのいわや)】です。教育委員会の三澤さんが「有明山神社に行くなら、魏石鬼窟にも行ってみてください」と教えてくださったので行けました!

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魏石鬼八面大王が、坂上田村麻呂と戦っている時に立てこもったとされている窟です。ですがその前、もともとは誰か別の人の古墳だったそうです。もとの家主は、いきなり魏石鬼八面大王が入ってきてビックリしたでしょうね。
岩の入口の上部に仏様が彫られているのが見えますか?
写真では向かって少し右側です。石に彫るとこんなにもしっかり残るんですね。雨風にさらされているのに。手をかけるってすごいです。
この辺り一帯はとても古墳が多い地帯で、このような窟もあれば、教えてもらわないとわからないような古墳までたくさんあります。このあとの【鐘の鳴る丘集会所】に向かう道中でも、「あれも古墳だね〜これも古墳だね〜」と教えていただきました。

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駅伝の話に戻ります。
わたしたちが八面大王足湯に到着した時、それぞれ久保田農村公園、堀金中央公園で出会った方々が足湯に入って待っていてくださったんです!!!
こんなことがあるなんて!
しかも、大きく移動しながら踊る構成にしていたにもかかわらず、みんな足湯から出て追いかけてくれてる、、、嬉しすぎてどうしようかと思いました。2月の下見でお世話になった【アトリエ宇 -sora- 】の皆様も駆けつけてくださり、再会のお祭り!
分刻みの移動をしてきましたが、ここではゆっくりできたので、お話もちゃんとできて良かったです。

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ここで一旦温泉タイム。
本番の真っ最中に温泉入るって、なかなかないですよね!笑
【しゃくなげの湯】でしっかり汗を流したら、円揚げ(つぶらあげ)が待っていた!
密かに『うちそと』安曇野バージョンの振付にも入っている円揚げ。ニジマスを開いて揚げて、甘辛いタレをかけたもので、揚げるとニジマスが丸くなるから円揚げというらしいです。タレが美味しくって全部食べちゃいましたっっ

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ここから歩いて【鐘の鳴る丘集会所】に帰ります。
途中の綺麗な山です。でも本当はもっと綺麗です。
さっきの川も、公園もバラも、、全部が写真よりもっともっと綺麗です。写真を見るのも好きだけど、来なきゃわからないことって本当にたくさんあると改めて実感しました。まだちょっと濡れている髪が乾いていくのに、丁度いい風が吹いていました。

そしてついに!ただいま鐘の鳴る丘集会所ーーーーー!!!

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着いてすぐ!教育委員会とNOAの皆様が、窓の拭き掃除をしてくれました、、感謝。そのおかげで、夕暮れの中こんなにも綺麗に浮かび上がりました。

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昼間と夕方で、全然雰囲気が違います。旅館や少年院など、様々な役割を果たしてきた建物の記憶があるように思えてきます。

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鐘の鳴る丘集会所は、毎日10時・12時・15時に、名前の通り鐘が鳴ります。「とんがり帽子」という曲で、ここがNHKのラジオドラマの舞台となった時の主題歌です。これがまたいいんです。ここに鳴り響いているところを想像してください。ね、いいですよね♩

さて次回の滞在、と言ってももう数日後なんですが、ここに滞在します!
夏ですから、「鐘の鳴る丘集会所で夏を満喫!」をひとつのテーマにしようと企み中です。8月滞在のメインイベントは常念岳登山 (!!!) だし、鐘の鳴る丘集会所で何ができるか考えるとワクワクするし、前回時間が足りなくて行けなかったところもたくさんあるし、田んぼアートがどうなってるのか気になってしょうがないし、、、
次回は少し短いですが、また安曇野の新しい季節に出会うのが楽しみです。

欲張って話題をもうひとつ。
先日、9月の滞在で行う公演のチラシができました!

『イチニタスアヅミノノ』という名前のダンスをつくります。

イチニタスアヅミノノ表

イチニタスアヅミノノ裏

オレンジが濃くなりました!
このダンスは、まだできていなくて、これからつくります。
春の『うちそと駅伝』編と、夏の『夏満喫!』編を経て、安曇野でしかできない、安曇野にいる人みんなでつくるダンスにできたらいいなと思っています。
そのためにどうしたらいいかと考えて、今回はアシスタントのスタッフを安曇野市民の皆様にお手伝いしていただくことにしました。大募集中です。ものを動かしたり、電気を付けたり、音を出したりする、いわゆるスタッフさんのお仕事をお任せします。一緒にダンスをつくるって、同じようにカラダを動かすことだけじゃないはずだと思ったので、『イチニタスアヅミノノ』ではこのような役割分担をして、みんなで一緒に踊りたいと思っています。

なんてったって、これからです!
まずは数日後からの滞在を、楽しみにしています!
(文:あやこ)


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