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【講座レポート(福岡公演)】 BOC × 口腔ケア実践

12月19日にBOCプロバイダー認定資格講座、福岡公演(オンライン)が開催されました。

特別講師:BOCインストラクター 菊岡 智美先生(看護師)

菊岡先生から、口腔ケアにおける「保湿」の重要性や菊岡先生が職場(脳神経外科、神経内科病棟)で行なっている取り組み(口腔ケアを統一する、継続する方法)を中心に講義していただきました。

菊岡先生は約2年前にBOCプロバイダー認定資格講座を受講され、口腔ケアの奥深さや自分自身に十分な知識がないことに気づきました。また、「Basic Oral Careで救える命がある」ことに感銘を受け、BOCプロバイダーとして積極的に活動されています。


CReeeeN通信で同僚スタッフに情報提供!

資格取得後は、BOCプロバイダーとしてできることを考え、口腔ケア用品の見直しや口腔ケア勉強会の開催、多職種連携などに取り組みました。


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また、口腔ケアに関する情報を少しずつ定期的に配信するCReeeeN通信を発行することで、情報や知識を同僚スタッフに共有し、口腔ケアに興味を持つきっかけになるように活動しました。


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最小限の物品を正しく使うことを心がけた

しかし、勉強会後のモチベーションが長期間維持できないことや、「口腔ケア用品が増えすぎたことで難易度が上がり」基本的なことが疎かになるなどの課題も出てきました。


課題が出たときに少し悩むこともありましたが、まずは最小限の物品を正しく使用することを心がけ、継続が可能な口腔ケアを行うことを徹底しました。


自分が先頭に立って真摯に継続することで徐々に仲間が増え、病棟全体で口腔ケアが浸透していきました。現在では質の高い口腔ケアをチームで提供しています。


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口腔ケアは保湿を中心に

「保湿」を中心に行なった口腔ケア症例をご紹介いただきました。


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口腔内の乾燥が強く、両側口蓋に痂皮が付着しています。


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気合を入れて口腔ケアに取り組むあまり、力が強くなってしまったり、一回で全部綺麗にしようと頑張りすぎて、患者さんの拒否が強くなってしまいました。


改善するどころか、むしろ悪化してしまいました。


手技は正しいが、看護ケアとしてはどうだったかを見つめ直し、私たち(看護師)がやりたいことと患者さんがどうなりたいかを一致させ、ケア方法を変更しました。

それが、保湿です。


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保湿を徹底したことで、実際に改善した症例を口腔ケア学会で症例報告しています。

その時のケアプランは下記になります。


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「私たちがどうしたいか」より、「患者さんがどうなりたいか」

そしてこの症例では、看護についても考えさせられました。

看護師は、「改善させたい気持ち」が先走ってしまい、ついつい強引になってしまうことがあるかもしれません。


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患者さんがどうなりたいかを考慮し、自分だけで改善することを選択するのではなく、チームで時間をかけて患者さん本人のペースに合わせて取り組むことで、「最短でなくても最適なケア」を提供することができると感じています。


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成功体験を共有することで、スタッフも興味を持ち、モチベーションの維持、向上につながります。

自分も楽しみながら、みんなも楽しめるような工夫をすることを心がけています。


BOCプロバイダーの講座では、医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士、栄養士などの専門家がそれぞれの専門領域と口腔(ケア)とを掛け合わせた講義を行っています。Facebookグループ内で全て配信しておりますので、引き続き学びを継続していただけたら幸いです。


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