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朽ち果てる絶望の先にしか見えない光明

明治神宮の森を切りたい
マネー至上主義者達

二酸化炭素削減を謳い、廃棄物処理の方法が確立されていない太陽光パネルを敷き詰めようという魂胆。ここに群がる今だけ自分だけの公金泥棒達。

東京都知事がぶち上げた都市開発計画は、スタグフレーション禍と過去最大の税収というマネー主義が最高潮の今、大手ゼネコンのオリンピック特需で膨れた腹を、再び満たさなくてはならなくなったからだろう。

日本人が育んだ土地は、自らコンクリートで埋め尽くした。
全国規模で起こっていることだ。

減反政策によって田んぼが減らされ、食品自給を海外企業に依存し、水害に弱い国土に成り果てた。
核兵器やミサイルを脅威とする以上に、貿易面で兵糧攻めをされることの方が身近にある国家存亡の危機であることを、ほとんどの政治家が理解できていない。

日本の国土の侵略は既に全国各地で進行しているのである。


話を戻して、明治神宮の再開発。ここに広大な太陽光パネルを使った発電施設を作る目論見であるとのこと。

パネル製造元はもちろん支那。

この明治神宮の森は、今から100年ほど前に、当時の日本の人々が、明確なデザイン意図と壮大な構想力をもってつくり上げた人工森。

神が天地を創造したのは数日とされるが、我々肉体を持つ者の世界では、森を作るのに何世代にも渡って、手間と時間を要する。

この森=杜を切り倒そうというのだから、都民が反対をしているのだ。
さらに二酸化炭素削減と相反した行為でもあり、これを強行する理由は本来無い。

そう、結局はマネー至上主義による、自己陶酔であり、貪欲に溺れた人間の向かう先なだけだ。
不幸なのは、この先の東京で長く生きる若者だ。

映画シン・ゴジラにも描かれていた、中心都市によって成り立つ国のあり方。
東京中心で建て上げた国の末期は、東京の内部崩壊と、若者の都市離脱とで、これが未来の正しい選択となるに違いない。

アメリカの崩壊には、若者の絶望がセットであったが、僕が日本の若者に見ているのは、国を主導する者や機関への絶望に留めて、彼ら自身は新しい世界の構築準備を始めている姿。
中央集権制からの離脱だ。

既に別のレイヤーには、彼らにとっての理想、これ即ち我々団塊ジュニアが理想としながら叶わなかった世界がいよいよお披露目されるであろうと、大いに期待している。


2023年6月末。

自らの知識と経験を託すことが出来たことを確認して、これを記録として残しておきたい。

日本国は次の段階に向かう。

それはさしずめ、明治神宮の森が段階ごとに前世代の木々が役割を終え、枯れ果てた後を新種の木々によって形成されていく、私たちが今見ている杜の姿であるのだ。

僕は『すべての人が今生あることを感謝出来る世界』を子孫に残せるよう、目一杯に生きています。 頂いたサポートはすべて、理想の世界実現に向けた活動資金として使わせていただきます。 いつもありがとうございます。