7月9日(日)

昨日くたびれたので、今日はのんびりするぞと決心していたのに、早朝目が覚めいつも通り英単語の暗記。でも家族は比較的のんびりしていたので、なんとなく各々の時間を過ごしていて休日の空気が流れている。

腹が減って来てなぜかどうしてもインドカレーのようなものが食べたくなり、しかもなぜか急にやる気になり自分で作ると宣言して作り始める。

先に息子の分のスクランブルエッグとソーセージを焼いてから、調理開始。小学校の頃「国際理解講座」なるもので習った作り方の記憶だけを頼りにアドリブで決めていく。

まずはフライパンにオリーブオイルを敷いて、玉ねぎのみじん切りを1個半弱火で炒めてクミンをかける。その間に生姜をひとかけ千切りにして投入。今回はあっさり仕上げて行きたいので、ガーリックはなし。

余談だが、小田原のカレーの超名店「バルティヤ・ザイカ」のロゴマークは僕がデザインした。その時のシェフはビノードさんと言って、インドの5星ホテル、ムガールシェラトンのタンドールとカレーのシェフだったというすごい方だった。その人のカレーが、ガーリック不使用で、まるで薬膳の様なとっても、とってもおいしいカレーだった。食べてるそばから身体が軽くなるのを体験したのは初めてだった。余談だが、もうひとり江の浦リトリート 凛門の松本シェフの料理も食べてるうちに身体が軽くなってきて、両者の料理とも食べた次の日まで身体の調子の良さがわかるほどだった。

続きに戻る。次に鶏もも肉を食べやすい大きさに切って少量の塩を振ってから投入。少しだけ火を強めて焦げないように焼いていく。長茄子一本をを乱切りでも輪切りでも好みの切り方で切って投入して、しばし火を通す。ナスに火が通ったらトマト、今回は小さめだったので4個を大き目のサイの目に切って投入。この辺でヨーグルト200gくらいを投入。さらに畑から採って来たオレガノ4本、ローズマリーを1本、それぞれフレッシュなやつを投入して煮込んでいく。スパイスは、まずコリアンダーと、クミンと、ターメリックをこれもでもか!というくらい投入。次にナツメグ、ウーシャンフェン、Houseのカレーパウダーを少々いれて複雑さをプラス。

ここまででほぼ投入するものは完了なので、味はどうしたもんかと思い味見。とりあえず塩とバターを入れたらきちんとバターチキンカレーのようになってくれた。最後に、一味と辛さ強めな八幡屋礒五郎のガラムマサラで辛さの調節をして完成。

麦ごはんにかけて口の中に入れたとたん、スパイシーな香りと鶏肉とバターのコクと、ナス生身、トマトの酸味と甘みが混ざり合って、朝から完璧に満たされてしまった。

午前中は息子を近所の図書室に誘うも断られる。というか、断られるだけならまだしも、一人で行きたいから来ないでくれと言われ、図書室に行きたくて誘ったのに、行けずに一人で家にいなくてはならないという仕打ち。親離れはもう近いのだろうか。

さみしくなりながらも家で読書。「教養としての政治学」(成蹊大学法学部編)という本を読む。何も知らずに文句ばっかり言うような大人でいるのは嫌だったので読み始めたのだが、これまでいかに自分が何も知らずに文句ばっかり言っていたか嫌という程思い知らされる。

早めに買い出しに行き、夕方の4時過ぎから喜和さんが夕食の支度をはじめる。僕はキッチンのカウンターに立ちながら梅酒ソーダなどを飲み始め、料理中の喜和さんに今日読んだ本のことなど色々と話しかける。まるで学校から帰って来て報告する子どもだなと頭の隅で思いながら。

晩酌のメニューは、いただきものの籠清の厚揚げ、ボローニャ風ソーセージステーキと目玉焼き、トマトのマリネ、高野豆腐の煮物など。

デュオリンゴをして、明日に備えて早く寝る。布団に入って時計を見たらまだ夜の8時すぎだったのでさすがに早すぎると思ったが、その瞬間眠りについていた。

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