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「晴れの日も雨の日も」#53 コミュニケーション・クリエイター

1年間続けてきたコーチングの勉強も今週のクラス受講でいったん終了した。(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチの資格試験を受け、結果待ちだ。今、私が名乗っている同上認定コーチの上級資格だ。
合否については、なめてはいけないが、あまり悲観はしていない。

むしろ大事なのは、その資格を取得することより、その資格にみあう技量を自分が本当に備えているのか、その資格をどう活用して誰にどんな価値を提供できるのか、だ。

このnoteの最初の頃に書いたように、コーチングは自分の第2の人生の柱として自ら選んだものだ。1年間勉強してきて、自分自身の対人能力の引き出しは間違いなく増え、多少大げさに言うと、自分の人間そのものがバージョンアップしたような手ごたえを感じている。本当にコーチングに出会ってよかったと思っている。

一方、「プロフェッショナルコーチ」の名にふさわしい技量を身に着けることはできたのか。
聞くこと。その前提となる相手への興味関心と観察力。効果的な問いを見出す力。#43 で投稿した「I am on your side」の姿勢。
いまだ成長途上ではあるが、少なくとも1年前とは比較にならないくらいレベルアップしたと思う。今現在「その名にふさわしい」かどうかはわからないが、さらに学びを続け、レベルアップさせていくしかない。その覚悟を新たにしている。

そして一番大事なのが、私は何をしたいのか、だ。
そろそろホームページを開設したり、名刺を作ることを検討中だが、私は「コミュニケーション・クリエイター」と名乗ることを考えている。
ひとつのオフィシャルな資格として冒頭記載のコーチであることも記載するが、「コーチング」という言葉には、たとえば「上から目線」等あまりいいイメージを抱かない人もいる。スポーツの世界でよく使われる「コーチング」とは色合いも異なり、どんな価値を提供できるのか、どっちみち説明が必要になる。

また、本来のピュアコーチングという舞台では、私より優秀なコーチはたくさんおられる。経験豊富なベテランコーチ。もしくは変な癖のついていない新進気鋭のコーチ。そういう方々と同じ土俵で肩を並べて、私は私の価値を出せるのか?。私は私らしいオリジナルなもので勝負していきたいし、そうでなければ私の存在価値はどこにあるのか。

そう考える時、私の武器はやはりこれまでのビジネス経験・人生経験だ。これはピュアコーチングを進めるうえではノイズになりかねない。が、これまでセッションを行ってきた方々-私の知人であり、私という人間や私のこれまでの足跡をよくご存じの方々-からは、そういった私ならではの部分を封印しないでほしいという声も頂いている。いわばそれも含めて私の価値と捉えて頂いているのだ。
このnoteにもそういうことを書き連ね、自分の中で整理をしてきた。決してフォローの数もスキの数も多くない拙noteだが、ありがたいことに楽しみにして頂いている方もおられる。私はやはりI am on your sideという言葉に凝縮されているコーチングマインドと自分の経験知見の掛け算で勝負していきたい。ピュアコーチングにこだわらず、新しい気づきや学びにつながる価値を、会話を通じて提供していきたい。
そんな想いを込めて「コミュニケーション・クリエイター」という造語にたどりついた。どっちみち「コーチング」だけでも要説明なのだから、これでもいいではないかという気がしている。

私が敬愛するコーチはポッドキャストで「人生を本気で変えたい人のコーチ」と言っておられる。私もいずれはそんな相手に巡り合って、お互い取っ組み合いの真剣勝負をするようなコーチングセッションをしてみたい、と言う気もなくはないが、当面企業を舞台に活動するとすれば、なかなかそんな場面はそう簡単には訪れない。私は私の道を行くことにしたいと思う。そうして今私が考えている活動舞台には、こうしたニーズが少なくないのではという気もしている。
もともと思い描いていた御恩送りが実現することを心から祈念している。

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之
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<予告>
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(続く)

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