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「晴れの日も雨の日も」 #72 心はいずこに

サラリーマン卒業後の初回投稿。記念号だ。ちむどんどんする。
今後に賭ける想いや決意表明みたいなことは既に何度か書いてきた。
今日は、むしろ、肩の力を抜いて自然体でふっと胸に浮かぶことを大事にしたい。それは今日だけではなくこの先ずっとだ。

背広を脱いでネクタイも外して、素の自分が心の底に思うこと。そんなことをちゃんと見つめて、それに嘘をつかずにやっていければいいなあと思う。
自分の本当の心の底にあることにきちんと向き合い、正しく認識すること。そこを間違うと、その先うまく積み上げられない。
それをどう扱うか、表現や行動の仕方、対応戦略はまた別の問題だ。

組織の中にいる時は、組織の理屈に合わせざるをえないこともあり、持ち場立場でものを考える事が多かった。「ねばならない」人間だったと思う。

いま、私はそこを卒業した。
そして人の心や本当の願いを扱うことを世過ぎの杖として生きていく。

クライアントや、それ以外でも関わっていく人たちのそういうことを丁寧に大事に扱って生きて行きたい。そのためには、私自身が自分の心を大事にし、本当はどうしたいのか、ということをしっかり見つめることがまず出発点だ。
そのうえで、現実をふまえて、どうするかを次に考える。現実の制約や限界に先に目が行ってしまい、しょうがないよなー、と分かったような気になるのは、自分を大事にしていない。自分の本当の心の声に正直でない。

自分に嘘をついてどうして幸せになれるのか。

私が以前懇意にしていた知人に、自分のフィールドをしっかり守って、自分のペースを崩さずに生きている人がいた。見るからに幸せで、ある意味人生の達人だと敬愛していた。しかし、その人はある選択をする時に、過去によほどのトラウマがあるのか、本当の自分に向き合うことを避けていた。今こそ!という時にも逃げに回り、傍で見ていた私は、歯がゆい思いをした。自分にきちんと向き合うよう随分誘い水を向けたが、実らなかった。そんなスタイルの違いもあっていつしかその人とは疎遠になった。行き来がなくなった今では、心にフタをしたその人がどんな思いなのか私は知らない。満ち足りて幸せな日々を過ごしていることを心から祈念している。

心の声に向き合うことは実は勇気を要する。現実とのギャップにも必然的に向き合わざるを得なくなるからだ。で、つい逃げたくなる。また、正面切って向き合わなくても生きていくことはできる。むしろそれが現実的な解なのかもしれない。
だけど自分で自分にウソをつくことは、本当の幸せからは遠ざかることのような気が私にはしてならない。

断っておくが、私は、本当の自分の声に従って何が何でもカベをぶち破れ、そういう戦いをすることが人生なのだ!なんて勇ましい話をしたいわけではない。
自分の本当の気持ちを大事にしながら、現実と折り合う方法はきっといろいろある。AかBかと言う時に、2択に捉われずにアウフヘーベンCを考える。そのためにまず原点のAである自分の心を間違えてはならない。

心はいずこに。

この言葉を今日は掲げたい。

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之

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(続く)

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