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「晴れの日も雨の日も」#13 日常の中にオモロイを探して 前編

あなたの今日はオモロイ一日でしたか?
こう聞かれて「めっちゃオモロかった!」と笑顔で答えられる人が何人いるでしょう。
でも、
「全然つまらんかった」
「ホンマしょうもない一日やった」
と答える人のその一日は、ホントにそんなに「オモロイ」が全くない
一日だったのでしょうか。

私は#8でnoteを始めた理由を二つ書きました。
ひとつは、これからコーチングで世の中と関わっていくうえで、noteを通じて自分という人間を発信していくことがクライアント探しにつながらないか、ということ。
が、約2か月弱投稿を続けてきて、この本来の主目的については、成果0です。というより、この先も空振り三振が続くことが濃厚のような気がします。正直全くアタる気がしない。
じゃあ意味ないからやめれば?というと、これがそう簡単にはいかない。note投稿を続けるもうひとつの目的、「定期的に投稿をしようと思うと、日々いろんなことにアンテナをたててネタ探しをする必要があり、それは私が自分の心の窓を開いてvividに生きていく重要な取っ掛かりになるのでは」というのがめちゃめちゃ機能してきているのです。

私はまだギリ現役サラリーマンで、あまり赤裸々に書くわけにはいきませんが、平たく言うと、今現在職場で十分フィットしているとは言い難い状況です。
これにはいろいろ社内の事情があり、基本的には「まあ、しゃあないか」と大人の理解にたつことにしています。が、いかに「大人」のワタクシも一皮むけば並の人間、「置かれた場所で咲きましょう」という言葉に120%agreeし、六然訓の「得意澹然 失意泰然」を座右の銘のひとつとしているとはいえ、なかなかそうそう聖人君子のようにカンペキにはいきません。鬱々と楽しまず、という時間も、ま、あったのです。
そんな中で、コーチングの勉強を始め、いろんなコーチがツイッター等で情報発信をしていることを知りました。それまでツイッター等のSNSなんか小バカにして手を着ける気は全くなかったのですが、「どれ試しに少し覗いてみるか」という気になりました。

そうこうしている内に出会ったのが、コピーライター糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」です。昭和オヤジの私なんかは周回遅れで、note愛好者の多くの方は既にご存知かもしれません。
彼はこの企画で毎日コメントを更新し続けている。
それもステキなコメントを。
これは衝撃でした。
コメントの内容も素晴らしいのですが、それよりも、毎日、「なんかオモロイことないか?」とアンテナを張り巡らせて生きているその姿勢にマイッタ!のです。
彼は各界の著名人とどんどん接触して、彼らを巻き込んで「ほぼ日の学校」という企画まで立ちあげています。これも素晴らしい企画で、人は人と出会うことが一番の学びであり、自分さえその気になれば日常の中にオモロイがいくらでも転がっていることを講師たちに雄弁に語らせています。

なーんや、自分の人生をつまらなくしていたのは、ほかでもない自分自身
やんか。

自分で自分の心の目を開いて、心の耳を澄ませて生きる。
五体で感じる感触を心にダイレクトにつないで生きる。
そうすれば自分の心の窓が開いて、いろんなものがどんどん心に飛び込んでくる。
さらにはそれらが勝手につながり始めて、また新たなオモロイが起きる。
そんなことに、目からウロコが落ちるように気がついたのです。

正直言うと、noteを始める最初からこの二つ目の目的を強く認識していたわけではありませんでした。でも、今は全くこっちのためにnoteを続けている感じです。それも「目的」というより楽しんでやっているというのが実感です。
私はコロナ禍になって以来、一日2万歩弱歩くようになっているのですが、この歩いている時間は、脳がとても活性化されます。もともと歩いている時はいろんなことが頭に浮かぶなあ、とは思っていたのですが、最近では手帳とボールペンを持って歩き、景色や行き交う人たち等を見て感じたこと、コーチングでの学び、上記のほぼ日やいろんなことから触発された「上質に生きる」ことにつながりそうなヒントなどを書き留めるようになりました。そんなことをしていると、おかげさまで今はnoteのネタは結構どんどんたまる一方。毎週投稿を危ぶむ声もあったのですが、なかなかどうして、余裕のよっちゃんですよ、という感じです(Heavy noterには毎日投稿という猛者が結構おられるようなので、全然自慢にもなりませんが)。

さて、
最近のGood Newsを聞かせてください。
これは、私が今学習中のコーチングスクールの創始者がセミナーでご披露された問いです。


普段、課題や問題ばっかり探してるけど、そんな眉根にしわを寄せていてもいいことないよ、幸せは幸せな人のところに集まってくるんだから
とおっしゃっていました。その時は、何をお気楽な、という気持ちも少し動いたのですが、最近、これはとってもGood Questionだと思います。

後編では、誌上コーチング?と題して、この問いを使って
「日常の中にオモロイを探して」を考えてみたい
と思います。

追:冒頭の写真は、拙宅の木にいつの間にか鳥が作った巣。ある時娘が
      気付いてくれました。家族一同、「なになに?」と集まり、ちょっと
      した盛り上がりでした。別にこんなものに全く気がつかなくても生きて
      いけるのですが、「えー、いつの間に?!」というだけでも十分
    「日常の中のオモロイ」であり、晩酌と家族懇談のいいサカナになり
      ました。

IMG_0116 - コピー (2)
コイツの家かな?


今回も最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました♬

                                                                              長井克之                     
                                                                nagairb21@jcom.zaq.ne.jp

(後編に続く)


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