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「晴れの日も雨の日も」 #138 あなたへ#2 それをあなたが望むのなら

去年の今頃、#29「あなたへ」という記事を書いた。いろんな「あなた」に出会ってきた。そのおかげで今がある。私の心の中奥深くに棲む「あなた」へ。この想いが届きますように。というようなことを書いた。

誕生日が近いことにかこつけて前号#137では「I love me」という自己肯定感満載の記事を書いた。恥ずかしながら私は自分勝手な人間だ。

でも、「あなた」のことも大事にしたいと思っているのだ。

ウソじゃない。
これまでいっぱいウソをついてきたが、これはウソじゃない。
「あなた」のことを大事にすることが自分を大事にすることにつながるし、もっと単純に、「あなた」の笑顔を見ることで私も笑顔になれる。幸せになれる。
そう思っている。


コーチングは、「相手の価値観を尊重する」「相手が大切にしているものを大事にする」ということが一丁目一番地だ。
私はこの考え方に傾倒している。

映画のセリフのようでこっ恥ずかしいが「それをあなたが望むのなら」という言葉が私の胸の中にずっとある。上の句で終わっているところがめっちゃキザだ。

ではでは、この上の句に、下の句はどう続けるか。

「どうぞ思いのままに」でもいい。
どうぞあなたの道を歩んで下さい。極めてナチュラルだ。あなたのことはあなたの問題で、私は手を放している。そんな感じもいい。

「私もそれに殉じます」となるとちょっと大げさか。でも「殉じる」を「順じる」と言えば、なくはない。

「私はあなたの望みを尊重します」とするなら、全く異論も違和感もない。これは上記の手放す感と近いが、自らを主語としているところがいい。

が、それが本当にあなたの望むことなのか。まず、そこが大事かもしれない。
あなたの望みが本当に心の中から湧き出る真のものなら、そしてそれが私に可能なことなら、私はかなりの確率で「順じる」と言うかもしれない。
というか、そう言いたくなるような「あなた」とつきあっていきたい。
探してでもそういう人に出会っていきたい。そういうご縁を大事にしたい。そういう「あなた」の力になりたい。「あなた」に笑顔でいてほしい。

Ipadのメモ帳やDropbox、Googleドライブ、毎朝巡礼街道を歩く時に持ち歩いているミニ手帳など、あちこちにいろんな言葉を書きつけている。だんだんどこに何を書いたのかわからなくなってきている。

先日、「それであなたが喜ぶのなら」という文句をIpadメモ帳に書き残しているのを偶然見つけた。「それをあなたが望むのなら」にかなり近い。あるのはこの一行だけで、その続きはない。

書いたのは2021年2月だ。ということはコーチングの勉強をする1年前だ。還暦を迎え自分の越し方や行く末についていろいろ思いを巡らせている頃。まだ扉は開いておらず、何も始まっていない。
その時からこんなことを考えていたのか?ややオドロキだ。

この時の「あなた」は誰だったのだろう?誰を思い浮かべてこんなことを書いたのだろう?
今となってはよくわからない。その「あなた」が喜んでくれたのかどうかもわからない。
うーーん、細君か??喜んでくれたのか??
コワイからこれ以上突き詰めるのはよそう。

でも、どうやらコーチングの勉強を始める前から、私の中にこういう考え方があったというのは、なんとなく嬉しい。

この記事は前号#137「I love me」と裏表の位置付けにある。セットにして初めて私の本当の想いや願いが形になる。無事完結でき、ホッとしている。

最寄り駅裏手でピーチク賑やか。たくさんの雀が柿の実をついばんでいた。一月ほど前の光景。

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之

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<予告>
#139 私にとっての「書く」
#140 ステキな言葉
#141 おでん屋にて#3 ホワンといこう

(つづく)


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