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「晴れの日も雨の日も」 #76 長井家立山に行くの巻

去る8月7日・8日、ながいファミリーは日本百名山・立山に集合した。山好きの息子が一年前から企画、お誘いをしてくれたビッグイベントだ。残念ながら長女は不参加だが、企画発動時点では影も形もなかった息子新妻を交え、総勢7名のちょっとした大軍団だ。

細君と娘#4は前日6日に出発し山梨都留市の娘#5をピックアップ、息子夫婦と娘#3は同日夜に宝塚拙宅に前泊した。拙宅前泊組はロールキャベツのクリーム煮と鶏の唐揚げ、もやしのナムルの必殺オヤジ飯で十分な栄養を摂った。

ロールキャベツのクリーム煮 見た目は悪いが味はオッケー

道中集合時間までにやや時間があり、世界遺産の白川郷を見学。カンカン照りの中少々バテ気味だが、ほんの少し川遊びも。

白川郷の合掌造り

予定通り7日13時に立山駅で全員集合。出欠点呼の上(ウソつけ!そんなもんするか!)ケーブルカーとバスで室堂に到着。宿泊する山荘に荷物をおいて、みくりが池周辺を探索。

これがまた、池の湖面に山と青空が映り、観光雑誌そのままの絶景!
もうこの時点で一同感激で、異口同音に「すご~い!こんなん日本ちゃうで!!」と大興奮。当然私はビールを一杯頂いた。




みくりが池。この写真、ネットで引っ張ってきたんとちゃいまっせ〜。
絶景には当然ビール。いただきまーす。

山荘に戻ったあと、風呂をすませ、立派な夕食を頂く。
酒を持ち込み、多少の宴会はするが、ご近所迷惑になってはいかんということで、このメンバーにしては例外的奇跡的に軽度にとどめる。花火をしたいという意見も一部にあったが、勘違いも甚だしいと案内役の息子が却下。


翌8日。いよいよ本番。雄山(3,003m)を目指す。
まだ真っ暗な夜中3時に出発。雄山頂上でご来光を仰ごうという計画だ。

まず外に集合すると外は満天の星空。残念ながら写真には撮れない。ここで息子が「心のシャッターに残すんや」と名言。なかなか言うのう。

円陣を組んで出陣式の後、さあ出発。真っ暗な中ヘッドライトの明かりを頼りに歩くなんてこと自体、みな初めての経験。おっかなびっくり進んでいく。途中しっかりと残る万年雪の上を歩く場面も。滑る滑る。周りは真っ暗だし結構コワイ。

7人揃っていざ出陣。4/7は普通のスニーカー。大丈夫か〜。
ヘッドライトの明かりを頼りに雪道を歩く

約1時間後、一の越山荘に到着。ここから雄山頂上までが岩場を含む急斜面。登山途中「もうしんどい」「もうここでええわ」となきが入る中、それまでは「無理やったらどうしても上まで上がらないかんわけでもないし」と優しげな仮面を被っていたリーダー息子が「ほら、頑張れ!」「みんなで行くと約束したやろ!(別にしてないけど)」と娘たちを叱咤激励しまくりモードに大変身。

もうムリ〜〜




そうして遂に日の出とオンタイムで頂上に到着!!!!




いや、これがもう、なんともすごい絶景!!!!
一同疲れも忘れ大興奮で写真撮りまくりタイム。日本三霊山とされる雄山頂上のパワースポット雄山神社にお詣り後、下山へと向かう。

どうだあ!!   I am No,1! って言ってるのかどうかは、知らんがな。
みてみて! わたしのおひさま!
きゃー!!  ステキ!!


途中、一の越山荘前で、弁当を食べ、息子が振る舞ってくれた焼きウインナーと熱いコーヒーに舌鼓をうつ。もうすっかり明るくなった中を昨日宿泊の山荘目指し下山再開。

息子の山飯、うまいのだ。


雪の上は今度は下りで、滑ってケツをうったり、きゃーきゃー言ったり。もはやうるさいだけの珍道中だ。

万年雪の上を滑る

やがて無事立山駅まで下り、温泉に行って汗を流し、昼飯を食べて、解散。車2台に別れてそれぞれ宝塚に向かった。

今回は帰りの車中で「もう一度生まれ変わるとした男がいいか女がいいか」などの話は多少あったが、総じて#73の剣山と違って、キラリと光る、という話はあまりなし。とにかく絶景のオンパレードに尽きる。帰路車中でnote投稿の話題も出、息子から今回の学びとして、「やっぱりリアルの現場やなあ。写真やネットではわからんことがあるで」と提起されたが、すまん、それは#73剣山登山記で既に記載済み。。。

今回特筆するとすれば、このながいファミリーの結束と連帯だ。とりわけ、息子新妻はもはやこのメンバーのレギュラー一軍として堂々と真ん中に位置し、娘たちとも共に育った姉妹のような、もしくは、数々の合宿を共に過ごしてきた親友のような関係になっている。
彼女の適応力とバイタリティにも驚かされるし、娘たちのオープンマインドな姿勢にもいたく感心させられる。
そうしてそういう子供たちに育て上げてくれた細君に私はただただ感謝である。

で、私は立山インター近所のモンベルで、ご当地記念Tシャツを大人買いした。参加できなかった長女の分も含め全員に行き渡るように。いわばながいファミリーのユニフォームだ。こんなことをするヒトではなかったので、子供たちも目を丸くしていた。良いではないか。一生に一遍くらい。また行こうぜ。今度は長女も一緒に。

雷鳥柄の立山ご当地Tシャツ。同じ柄で紺とグレーの色違いを大人買い。

                               いじょ

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