見出し画像

「晴れの日も雨の日も」#8 ”晴れの日も雨の日も”に込めた想い

名は体を表す。名前は大事です。noteやHPなどを始める人はみなさん最初にいろいろ頭をひねられることと思います。私も同様です。

実はこのタイトルに至る前に、最初は「コーチングの広場 三心塾-発心・決心・継続心」というネーミングを考えていました。この「発心・決心・継続心」は若いころに親友(心友)が語ってくれた言葉なのですが、とても気に入っていて、二人の間の重要なキーワードになっています。
「学ぶ」とか「成長する」とかという上で大事なこと・必要なことをとても端的に表していると思うのです。

ところが、これを意気揚々とウチのおかーちゃんに話したところ、「なにそれ。かたすぎ。そんなん誰も読もうと思わへんわ」とバッサリ。うーん、そうか。そうかなあ。ええと思うんやけどなあ。。。でも、確かに言われてみれば、いくら自分が好きな言葉でも、他人サマがどう見るかは別問題。相手目線がとても重要というのは長年の営業生活でさんざん学んできた基本のひとつ。
で、自分という人間や自分の思うことを端的に表し、しかもこれを見た人が興味をもってもらえるようなタイトルを、ということで、またまた、あーでもないこーでもない、と。

ここで出発点になるのが、当然ですが、「自分とは、自分の思うこととは、自分の表現したいこと伝えたいこととは」ということになります。そもそもなんでnoteを始めようと思ったのか?
コーチングを通じて「御恩送り」をしようとする際に、その受け手(要はクライアント)が当然必要です。その受け手を探すための情報発信という点がまず出発点。長井克之という人間を直接ご存知ない方たちに「私ってこんな人間で、こんなことしてきて、こんなこと考えていて、こんなことできますよ、何かお役に立てませんか」という情報発信。
それともうひとつ大事なことは、こうして定期的に投稿をしようと思うと、日々いろんなことにアンテナをたててネタ探しをする必要があり、それは私が自分の心の窓を開いてvividに生きていく重要な取っ掛かりになるのではないか、ということ(これには糸井重里さんの「ほぼ日」との出会いが大きいのですが、このあたりもまたいずれかの回で触れさせて頂きます)。

と、こんなことを考えているうちに心に浮かんだのが、「現役の時もシニアと呼ばれるようになっても。組織の真ん中にいる時も組織を離れて一人の個人になっても。ずっと、学んで生きる」ということです。

人生にはいい時もあればツライ時もある。いつまでも現役でいられるわけではなく組織を卒業する日は必ず来る。それでも地球は回る。私の人生は続く。別に長生きしたいとは思わないけど生きている限りは自分らしくイキイキと生きていきたい。多くの人にもそうあってほしい。そしてまた、たとえば、いつも前を向いて前進する、と言うとポジティブでいいのだが、これだけではちょっと景色が単調すぎる。一方、不遇の時にどういうあり方をするかがその人の本当の値打ちと密接につながっているのだが、今度はそれだけではなんかクライ。いい時には素直にその状況を喜び感謝して(いい気になりすぎずに)、逆につらい時にもその状況に向き合って、受け止めて、クサラズに、あるがままに生きていきたい。そういう人たちが増えてほしい。そういう人たちのお手伝いに「御恩送り」として携わっていきたい。晴れの日には晴れの喜びを。雨の日には雨の日なりの楽しみを。

うん、これだよな。私の座右の銘のひとつ、六然訓にある「得意澹然 失意泰然」という言葉ともつながりました。そしてそれをちょっとおしゃれに言ってみようとしたのが「晴れの日も雨の日も」です。
うん、なかなかええやんか。このネーミングに胸中ひそかな自信を抱きながらおかーちゃんにおそるおそるお伺いをたててみると今度は一発OK! ということで、晴れてこのnoteの名前がおさまりました。

おまけ:「ながいコーチ」は、37歳からの遅咲きの青春を捧げた小学生向けミニバスケットボールのコーチをやっていたころの呼ばれ名です。当時は週に2回とか3回とか多くの小学生や一部中学生からこう呼ばれて、ホントに真剣に取り組んでいました。サラリーマンのヒマつぶしとか片手間なんてゆめゆめ思うなかれ。夜中に練習メニューを思いつき、起きだしてそれをノートに書き留めて、次回練習をワクワクするほど心待ちにしたりしていたのです。この13年ほどのコーチ時代は多くの学びがあり、自分の一生を語るうえで決してないがしろにできないものです。子供たちを指導するのには多大なエネルギーを必要とします。人に真剣に向き合うというのはそういうことなのです。その時の「コーチ」と今度の「コーチ」はやること・やり方は全く違うとはいえ、前のままはもちろんできないし、かつしようとすること自体よくないとはいえ、ひとつの原点としてこれからの歩みへのタイトルに入れようと思ったものです。

今日も最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました♬
                        長井克之                      nagairb21@jcom.zaq.ne.jp


<予告編(毎週土曜日投稿予定)>
# 9  学ぶとは
#10 シニアになる-卒業について
#11 日常の中にオモロイを探して
#12 観察力:相手への興味・関心
#13 かっぺいものがたり

(つづく)

この記事が参加している募集

#最近の学び

181,465件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?