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「晴れの日も雨の日も」#36 「好き」ということ
巨人大鵬卵焼き。
昭和の中頃・まだ日本が高度成長時代にあった頃、子供の好物とされたものです。では、私の好きなものはというと
・子供時代 : 巨人の星、きなこ揚げパン(給食)、8時だよ全員集合
・思春期 : 青春ドラマ、キャンディーズ、根性マンガの立ち読み
・大学時代 : 酒席(現在に至る)、3年B組金八先生、学園祭
・成人後 :男はつらいよ、北の国から、藤沢周平、バスケットボール、
ラグビー
要は、スポ根と人情ものが大好きなコテコテ昭和オヤジということのようです。
さて、
好きなことをして、好きなものに囲まれて生きていきたい。
正しいか間違っているかよりも、好きかどうかを基準に置きたい。
が、自分の「好きなこと」について、なぜ好きなのか、あるいはそのことのどこが好きなのかと突っ込んで考えてみると意外に「?」となったりする。たとえば、上記の私の例でも、単純に「スポ根と人情もの」が好きというだけでは、見えていない本質があったりする。さらにはどうして私がそういうものを好きになったのか、関心を持つようになったのかという掘り下げ方も重要だ。
自分が好きだと思っていることの本質や、それを好きになった背景・経緯を知っておくと、「好き」なものを選択する判断を間違えないようになる。正しく「好き」選択することは、自分らしい熱中人生を送るうえで必須だ。本当の自分を正しく認識することは常に重要なのだ。
ところで、「好き」って一体何なのだろう。
心地よい。心惹かれる。おもしろい。いいなあと思う。そういう心の動き。もう理屈抜き。ついそっちに行っちゃう。やめられない止まらない。
そういう気持ちを誰かと共有できるとさらにいい。共有できるとその誰かのことも好きになる。
一方で、自分の好きを大事にするということは同時に他人の好きも大事にするということでありたい。人それぞれの「好き」を許容することは自分の好きを守る近道だ。
こうした「好き」がどんどん広がって、世界がとっても平和で明るいものになるといいなと思う。
また、好きなものがたくさんある人の方が、誰かと「好き」を共有できるチャンスが増えそうな気もする。私も「好き」を増やして、「彩りやうるおいのある生き方」につなげ、「機嫌よく日々を過ごす」ということを自然体でできるようになりたいと思う。
また、好きこそもの上手なれ、という言葉がある。好きになると自ら進んでしかも熱中して取り組むようになる。結果上達し、さらに好きになる、という好循環になる。
小学生にバスケットボールを指導している頃も、よくこれに直面した。
それまで何となくやっていた子が、ある日何かをきっかけに今までできなかったプレーができるようになる。そうするとコーチの私もまわりの仲間も「おーっ!!」となる。本人は嬉しくなってますます練習に熱が入る。結果どんどんうまくなる。
こういう子供の変化が見たくて嬉しくてコーチをやっていたようなものだ。
そして、こう考えると、好きになる時には、できなかったことができるようになった、という事に加えて、まわりの接し方も影響が大きいことに気付かされる。「できる」と「認めてもらう」の掛け算が好きになるトリガーなのだろう。
コーチングは相手をほめてモチベーションをあげさせるというものではない。でも、相手をよく観察して、変化に気付いてフィードバックをしてあげることはとても大事。
相手に自分の取組を好きになってもらう事。
自分自身のことを好きになってもらう事。
こんなことができるような力を磨いていきたいと思う。
追:今回はあえて「好き」の対象から「ひと」を外した。これはこれで話が長くなる。だが、好きな人がいるかどうかは人生の最重要問題だということは間違いない。今、あなたには好きな人がいますか?
今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之
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<予告>
#37 舞い上がるな!(おちつけ)
#38 人生が二度あれば
#39 諸先輩の教え
#40 酔っ払い事件簿。からの夫婦問題
#41 失敗
(続く)
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