星降る夜になったら #13
敬愛するフジファブリックのVo.Gt志村正彦が作詞した曲(作曲は金澤ダイスケ・志村正彦)多感な時期というかほぼ自分の20代悩んだ時期はフジファブリックの音楽しか聴いてなかった。
志村が亡くなってからだね。その後も関連のメレンゲ、スパルタローカルズ、トライセラトップス、くるりなどのアーティストも聴いた。志村のルーツ的なユニコーンとか奥田民生も聴いてた。そこから斉藤和義聴いたり、吉井和哉聴いたり今思えば関係ある人しか聴いてない時期があった。
そんなフジファブリックのなかでも上位の人気曲『星降る夜になったら』説明不用の名曲です。僕にとっても大切な曲です。今までのフジファブリックと違ってとても優しい歌い方でメロディも美しい。間違いなく彼らにしかできない音楽。
公式がなかったので、転載ですが…
サブスクも配信あるのでそちらでも
前回の記事
前回の記事の続きです。
手紙が届く数分前に君からLINEがあった。
「駅着いたら教えて」って
言われなくてもそのつもりだった。
その後家に着くまでの数分間電話した。
その時の会話の内容です。
「君の住んでる地域というか県で宝くじ?配布してるらしくて○○も当選してるかもしんないからポスト見てみなー」
「そんな施策ある?」「○○県太っ腹やな」みたいな返答をしたと思う
その後無事家に着いてポストを開くと君から僕宛ての手紙が入っていた。裏面を見ると君の名前だけ記載されていた
しかし名前だけで君の住所はない。
もし届かなかったら、この手紙を見ることはないし、君の元に戻ることもない。君らしいね。
「届いてた?よかったねーまたねーってすぐ電話切られた」
それより、あれ?住所教えたっけ?
なんかのタイミングで住所聴かれたのを思い出した。少し住所が間違っていたけどそれでも届いていた。
家に着いて全てのことをやらず手紙を机の上に置いて僕は座った。いつもより深く息を吸って吐いた。
しっかりと糊付けされていて開けるのに困った。シールとかテープでもなく糊付けだった。
手紙を切らないように端に中身を寄せてハサミできってそっとあけた。
便箋というか2枚のレポート用紙が入っていた。初めて君の文字もちゃんと見た。
たぶん人生で書いたことはあっても、好きな人から自分宛の手紙を貰ったことはない。
LINEとは違って心がこもってた気がした。
とても綺麗な字だった。眩しいくらいにね。
内容は僕が君の待機時間中に話したことのアンサーと今まで言えなかったこと、これから会った時のことを書いていた。
「私も君が好き」と書かれていた
「今年最後の思い出は君と作りたい」って
突然目の前にモヤがかかって文字が読みにくなった。胸がいっぱいになって感情が溢れた。
詳しくは2人だけの秘密なので書かないけど、言わないだけで2人とも思ってたことは似ていた。
ずっと忘れないし大切な人。
「当選通知届いてた?」
とぼけたラインが届いた
「1億3000万人分の1の宝くじ当選してた」と返した
「そっか!よかったねー!!」
こういうサプライズはずるいよね。
知らない一面を知ってもっと好きになってしまう。
言ってないけど、そう思った。
「電話で感想言いたいから今は言わない」
って返信だけした
「死ぬまで捨てないでね」って
捨てないよ
また寝落ち電話をしてた
眠いけど眠くない
心は落ち着いている
まぁいいか
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