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【25歳までに読むべき本】転職の思考法

後悔にも「知らなかった後悔」「行動しなかった後悔」「行動したことでの後悔」があるが、「知らなかった後悔」をなるべく減らすことが幸福につながると思っている。「行動しない」「行動する」は少なくとも自分で考えた結果なのだから納得できるが、「知らなかった」は消化できない。

「自分が経験していないことを未来的に学べること」が読書の最たる価値だと思っているが、まさにその価値が詰まった本だ。

この本のスタンスとしてすごく助かるのが「明確にやりたいことはない人」を前提としているところだ。この手の本は、明確な人生設計ができている人を補助するものが多い気がする。この本は就活時期や20代前半でそこまで明確な人はほぼいないという前提なので、語り口も寄り添っているように感じる。

そんな人が「いざやりたいことが見つかった時に、手遅れにならない」ために重要な情報が整理されている。

以下、忘れないために重要な視点をまとめた。

この本のもう一つの良さは「ストーリー形式」だ。
特にまだ就職前の方は実際に本を通じてイメージした方が良さそう。

<マーケットバリュー(市場価値)>

◼️自分のマーケットバリューを測るための質問
・会社を変えても価値のあるスキルをどれだけ持っているか
・そのスキルの賞味期限はいつまでか
・他の会社でも通用する「レアな体験」がどれだけあるか
 その経験は世の中でどれだけ強いニーズがあるか
・社内に、自分が会社を変えても喜んで力を貸してくれる人がどれだけ存在するか
 その人物たちは意思決定の力がどれだけあるか
・社外に、自分のために喜んで力を貸してくれる人がどれだけ存在するか
 その人物たちは意思決定の力がどれだけあるか
・自分が所属しているマーケットの一人当たりの生産性がどれだけ高いか
・自分が所属しているマーケットに今後の成長性はあるか
・今後、どれだけ自分の市場価値は成長が見込まれるか
■マーケットバリューは何によって決まるか
・技術資産
 →他の会社でも通用する技術的蓄積
  ・職種に紐づく専門性(例:法人営業)
  ・職種に紐づかない経験(例:マネジメント)
・人的資産
 →=人脈「あなただから動いてくれる人がどれだけいるか」
・業界の生産性
 →一人当たりの粗利
◼️マーケットバリューの高め方
・20代=専門性
・30代=経験
・40代=人脈(人的資産)


<転職先の会社の見つけ方>


◼️生産性の高い業界を見つける方法
・複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービス
・既存業界の非効率を突くロジックに着目する
■企業に対して「活躍の可能性」を確かめる3つの質問
・どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているか
・一番社内で活躍し、評価されている人はどんな人か。その理由は。
・自分と同じように中途で入った人物で、活躍している人はどんな社内パスを経てどんな業務を担当しているか
■いいベンチャーを見極める3つのポイント
・競合はどこか、競合も伸びているか
・現場のメンバーは優秀か
 →できる限り、現場のメンバーだけと直接会う場を設けてもらい、積極的に逆質問すること。
・同業他社からの評判は悪くないか
■中途で入るべき会社
・中途を生かすカルチャーはあるか
 →役員が新卒出身者で占められている会社は要注意
・自分の職種が会社の強みと一致しているか
 →会社の強み以外の職種で入っても裁量権を持ちづらい
 →自分が行きたい会社の商品やサービスに触れ、どこが好きなのかをメモする。
・BtoBの企業は、経営陣・主要メンバーのバックグラウンドを確かめる(前職の会社や部署)



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