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毎日書いてみる

本日は4/12。そして昨日2020/04/11は自分たちの結婚式の"予定"だった。1年後に延期になったのは夫婦の間に何かまずいことがあったわけではなく、コロナの影響によるものだ。2月末に行われた安倍総理の会見を見て「これはもしかしたら長引くかもなぁ」と思い、その日に延期を決めた。この時点では周りからは「気にしすぎ」といった声もあったが、残念なことにこの判断は間違っておらず、現在はその時よりもひどい状態だ。

noteを始めるきっかけ。

入籍は去年の7月に済ませており、どうしても将来のことを考えざるを得なくなり、自然と「お金」のことを考えるようになった。そうすると、税金・制度といったことから政治に向き合うことに。「自分ごと化」といった陳腐な言葉になるが、そうなると本当に納得のいかないことに気付かされる。

そして、現在の、醜悪な施策・対応。

そんな中、イタリアの小説家パオロ・ジョルダーノによるエッセイ『コロナの時代の僕ら』が全文公開されており、いくつかの章を読んだ。少なくとも自分自身の今の考えを残しておく必要性を感じた。僕はその時の感情を、その時の鮮度そのままにできないからだ。文字に残すことでその鮮度が多少保てるならと。https://www.hayakawabooks.com/n/nb705adaa4e43

といっても、政治について語るつもりはあまりない。その日に感じたことを残す。「ここの飯がうまかった」とか、「この映画が面白かった」とか。毎日書いてみる。

今日から始めるのは、「星野源の『うちで踊ろう』を使って、安倍総理が外出自粛」を呼びかけていた、そのインパクトが凄かったから。その鮮度を残したいと思った。あそこまで恥を知らない・想像力に欠けているとは。補償を否定した芸術に乗っかり、しかも優雅な暮らしを白々しい顔で演出。あの映像がトドメになる可能性もゼロじゃないと思う。そして、利用された星野源はどう対応するのか。確かに面倒なことに巻き込まれたと同情するが、(総理が大衆に「自分のことを少しでも身近に感じてもらう」ことを狙って利用したくなるほど)多大な影響力を持っているのは星野源本人も自覚した上で発信しているはず。ここで何も言わない・態度を示さないとしたら、少し寂しい。「ミュージシャンが政治に口出すな」的な"謎の風潮"を変えるために、政治側から絡んできてくれたこのタイミングで、華麗にカウンターを決めてほしい。

夕方には、ポン・ジュノ監督の「グエムル」を鑑賞。ウイルスの話が出てくるとは知らず、「ここでもかよ」と一瞬思ったが、コロナで顕在化しただけで、ウイルス自体ではなくその周辺が抱えている問題は普遍的。

「家族愛」をテーマに物語を進行させながら、「問題の本質から目を逸らす」「責任を弱者に負わせる」「失敗を認めずそのまま押し切る」といった失敗の本質的な要素も。「武漢ウイルス」という名称をつけるような、向き合う問題から目をそらし、"責任をわかりやすいどこかに押し付けたい人たち"に見てもらいたい。

映画としては「(問題の裏側にいる)アメリカの管理体勢に対する不満」もみられるけど、主人公たちには「アメリカを負かしたい」「アメリカの馬鹿野郎」という気持ちはあまり見られず、事実上アメリカを倒したヒーローなのにこれまでと同じような普通の日常が描かれている終わり方がいかにもポン・ジュノ監督らしい。面白かったです。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00V3MVTYK/ref=atv_dp_share_cu_r

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