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一週間で4校まわった、ドローンスクール体験記、埼玉県版。

ドローンスクール体験記。

2020年夏、ドローンを購入しました。大人買いですね。小さい頃、ラジコンとかおもちゃのヘリコプターとかに興味がありました。ラジコンはエンジンだったりしてガソリンで、軽油で、小学生には取り扱いが難しく、そんなお金も持っていませんでした。大人のある日、ネットを見ていたらドローンの広告に目が留まり、ポチッとしてました。買うぞ、6万円也。長年の夢が叶い、あれこれすぐに操縦を楽しむ。ヤッホー。ランニングフォームの自撮り動画を自分で見た時は、その3次元的動画に頭がやられる衝撃を受けました。走ってる姿を斜め45度上空から、5メートルの間隔を維持しながら旋回するという絵。まいった。こんな変な走りをしているのか。TVの取材を受けたみたいだ。このあたりからドローンの飛行ルールの事を知ったり、機体の今後の使われ方や取り巻く環境の事を調べ始めるきっかけになりました。調べている間にも、どんどんルールが変わっていくもんなのですね。そこで、ふと、ドローン×農業、というキーワードが自分の気持ちに引っ掛かりムズムズし始めました。田舎住みで、回りは水田だったり、早朝、玄関の前に新鮮な野菜が置いてあったり、(近所の農家さんから収穫が回ってきます)。植物好き、だったことに最近気づいた自分としては、農家の収穫・業績アップになんらかのカタチで役に立てないだろうかとの想いが強くなってきました。そこで、とっかかりとして、「無料ドローンスクール体験会に行ってみよう作戦」を決行しました。
結果は、カタチとしては落ち着いてませんが、意味ある経験になりました。参加した生の声として関係者の方々に届けたいです。スクールを選んでいる後輩者たち様、スクール関係者様、研修費用を捻出する企画話を上に挙げる企業の担当者様、管理団体の営業様、教育団体の営業様、セミナーを打つNPO法人様、役人様など。


210203 プロポ ドローン 絵

決行は2020年11月、1週間で4校、埼玉県西部地区です。自宅の近くだけ、へへ。1校目は、自動車学校がドローンスクールもやってました。講義やカリキュラムの運営はお手の物で、教室も自動車学校と併用です。自身の運転免許取得時は、教習予約では殺気立ってましたが、今は子供が少ないんですね、平和な雰囲気でした。全国的にも、この様式はあるようで、落ち着いている安心感が漂っています。徳島県ガンバレ。(個人の感想です) 実技は体験Fはありませんでした。スクールは優等生的な感じです。2校目は、関東エリアで複数のスクールを持っている所です。説明いただいた方も操縦者で、複数の管理団体の肩書をもっていらっしゃいました。乱立する団体の陣取り合戦に生き残るためには、若い技術者がスクールの運営もしたり、新製品の勉強もしたり、大変だなと思いました。北関東エリアは農業との接点が多く、ドローン×農薬散布の実際の苦労話や、請負金額の相場の話も聞けました。実技体験はありませんでした。街中 (まちなか) の倉庫内が教室で、飛ばす場所や屋外教習は別の地となる模様。三校目は、新幹線が止まる街中  (まちなか) のショッピングセンターの屋上にあるスクール。フットサル場と併用。コートは屋外、全面をネットで囲まれている、天からのGPSは受ける、風は吹く。雨降ったらできない。ここで初めて、ATTIモードを切った状態の実技を体感。所有機はGPS管理下のみの飛行しかできず、橋の下へ行ったり、機体にガムテープを貼ったりして、なんとか環境を作り出そうとしましたが、墜落やらでうまくいかず・・。風ってスゴイ。ホバリングして定位置に留まることがこんなに難しいなんて。ビックリ。寒いのに汗かきました。11月。コーチは実務豊富なインストラクターで、いろんな分野がこれから切り広がりますよと実際の経験談の話を聞けました。測量・点検など。インストラクターコーチは仙台から来ていました。ほかの支店も回るのかな。最後の四校目はいろんな企業や団体から仕事を依頼される会社の、そのスクール部門。ウェイトがちがってごめんなさい。「実践で活用」が売り文句のため、趣味用途はばじかれる感じ、コース選びの意思がはっきりしていないと怒られそうですね。会社から4日間、「研修に行ってこい、費用は会社が持つ」って感じですかね。企業は上からの補助金申請も使えるみたいです。屋根とか点検とか水中とか赤外線とかの、ワードがばんばん出てました。ビジネスコラボの勢いを感じました。屋根付き屋内倉庫で飛行体験ができました。ここでも微風にもってかれ、難しかったです。大変。無風の時は技術力向上のために、扇風機で風を吹かすそうです。夏はコロナ過で換気が必要だったので、ずっと扇風機を回していたそうです。芯が強くなりそう。


【感想】どのスクールも特色がありました。どのスクールも真剣でした。やはり、ある意味、教育産業ですので、送り出した生徒がどう活躍するかのところまで責任を果たすという自負が感じられました。エライ。自身が趣味レベルで入っていったので、余計にそう感じたのかも知れません。国土交通省や政府関連や貿易問題によってもルール・規制がどんどん変わります。報道も多くなりました。スクールも生き残りに必死です。管理団体と教育団体の増加は異常です。そんなに教えるインストラクターの玉子を増やす数は増えていないのに。
趣味の延長でスクール25万円支払うのは高いと思います。やめな。DJI キャンプなら6万円ですが、開催地・期間が限られていて行けません。地方だったり、東京はいつも満員。
ある時期、自身は、空撮をバンバンやってました。近所の河川敷、田んぼのあぜ道、旅先の海岸など。これってさ、無申請なんでだめなんですよ。機体保険や映像の肖像権の紛争保険には入りましたが、飛ばしていいかというと航空法以外に、民法のルールがでてくるので、田んぼを所有している人の許可がないとその上空は飛ばせないという論理。田んぼのあぜ道も調べてみたら、市道なので道路交通法にひっかかる、ランニングの自撮り、自分の回りをグルグル旋回動画も、目視外飛行にあたるのでだめ。もうダメダメですね。ただし、ルールを守ればいい話なのです。これからは励行していきたいと思います。そこで・・

YOUTUBEやテレビ映像で、これ申請してんのかなぁ? 墜落した時どうやってあやまりにいくのかなぁ? 企業だと余計にまずいんじゃない。いいの? DJI の宣伝って女の娘が卒業式でグループを集めてグルグル上空を飛ばしてるけど、それってダメじゃん、宣伝自体が規制にひっかからんのかねぇって感じです。

(あー、もう載せる絵がない。ペイントで描かなきゃ)

ビジネスの分野に目を向けると、大きな企業が盛んにセミナーを打ったり、国交省・農水省とタイアップして・・グラフは右肩上がりで・・、なんてシーンが多いです。自身の住む地域の農家や市役所は、まだまだ全然・・て感じ。JAの担当なんかは、知らん顔してます。農家の実際の立ち話的には、「補助金は出るが、後払いなので、そのウン百万から数千万が持ち出しになるんだ、半年も待てん、そんな余裕なし。」スマート農業の業界全体の、ヒトの配置も逆三角形を呈しているイメージで、△、中間を支える・言葉や気持ちを訳すことができる層を厚くすることが肝心だと思います。趣味のドローンに例えるなら、近くの河川敷で飛ばしてもいいけど、ここは〇〇管理事務所に連絡しないトホントはあかんのだよ。TEL じゃ効力が薄いので、FAXで返信をもらうとか、メールの場合はこのフォーマットを使えばとか、電話に新人君が出て、ラチがあかない時は、こういうトークをして、手書きでメモを残しておくとか、そのへんのレクチャーがほしいですよね。これが無いから違法にあたるトイドローンがどんどん販売されて、それを見た国交省が規制を強めて、健全な趣味ドローンマンが被害を被るんです。新宿歌舞伎町に警察がいなくても、安心安全が保たれているのは、グレーな環境を認めながらも、ピシッと処方箋を発行できるお兄さんが存在しているからです。


私も勉強して、優しいお兄さんになる。

210201  手書き ドローン しごと


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