酒好きが減酒取り組みを1年やった結果
お世話になります。酒好きの者です。
今回の記事は昨年目標として挙げていた「減酒」がうまくいったのかってことと、やってみた結果どんな変化が待っていたかって内容です。
カッコよく言うと「"減酒"を"厳守”できたのか」ってやつです。
ちなみに、この減酒の取り組みをどのように始めたのかって言うのは以下記事をご参照ください。
割と真剣に減酒と向き合っているとは思います。
一応言っておきますが、本取り組みは「断酒・禁酒」ではなく
あくまでも「減酒」です。ご認識お願いします。
上記記事内容に沿って1年過ごしたらどうなったかっていうのが今回の記事なので、まだ読んでない方や内容忘れたなって方は絶対見てきてください。
では本編に行きます。
ざっくりまとめ
では、いきなりですがまとめです。やってみた結果をかいつまんで話すと以下のような感じでした。
・純アルコール接種量目標は達成できた。
・だいたい月3~4回くらいまでに飲酒頻度を減少できた。
・体重は減った。が、その他数値は"悪くはなってない"くらいなレベル。
・目覚めの良さや身体の調子は非常にいい。
・減酒最大の敵は「仕事」。
最初の一文をご覧ください。達成とありますね。
はい、拍手するなら今です。ありがとうございます。
酒好きだってやればできるんだよ!ということが見てとれますね。
うまくいくために何をしたんだ!って思う方は先ほど紹介した記事を読んできてください。
というか、さっき見てこいって言ったのに慌てんぼうですね。
サービスです。
記事を上に戻るのが面倒だと思うので、再度載せておきます。
割と真剣に向き合ってるとは思います。(2度目)
ここでちゃんと読み返してきてください。最期のチャンスです。
正直、取り組み自体は結構無理なく達成した印象です。
我慢に我慢を重ねたっていうわけじゃないです。
いいこともありましたが、もうちょっといい結果になっても良かったかなと思わされる点もありました。ここら辺は後述で詳しく書ければと思います。
取り組み目的と目標おさらい
過去記事読み返してこいって言っておきながらこんな章を作るなんて、
私もお人よしだとは思います。
取り組みを行うにあたっては
「最終的に目指したい姿となる”目的”」と
「毎日達成が見える"身近な目標"」を挙げていました。
それぞれ以下です。
■最終的に目指したい姿となる”目的”
・中性脂肪値と尿酸値を基準値範囲内に<健康レベルを上げる!>
・酒代と肴代にかける費用の削減<節約に繋げる!>
■毎日達成が見える”身近な目標”
・純アルコール摂取量を20g/日もしくは100g/週に抑える
・純アルコール摂取量100g/週を年間の9割以上で達成させる
ちなみに、まとめで話した「達成した内容」っていうのは
"身近な目標"のほうです。
年間9割以上で週100g/週の純アルコール摂取量が達成できた次第です。
(20g以上飲んだ日があっても100g/週超えてなければOKとしたので)
目的に関してはまだまだ継続的に目指していくことが必要な状況です。
すみません、騙すつもりはなかったのです。
酒代の費用削減は間違いなくできてますがね。
見返してもらえればわかりますが、ウソは書いてないつもりです。
1年経った今、掲げた設定内容を振り返ってみると
「多少設定甘かったかもしれない」という感じはあります。
20g以上飲んだ日があっても、週100g超えなければOKとしたのが理由の全てのような気がします。多少意識すれば意外と超えないので。
逆に今までが多すぎただけ?みたいな。この辺がゆるいところ。
ただ一応、
純アルコール摂取量目標は厚生労働省の推進値をもとに設定してます。
とはいえ一部界隈では「この数値自体、健康を保つにあたっては多すぎでは?」ともなっている模様。
ちなみに酒好きの人からしてみれば
「純アルコール摂取量20gに抑えるくらいなら、飲まないほうがマシ?」
という気にはなってます。缶ビール1本で終わるみたいな感じなので。
正直なところ呑んでしまった日は、高確率で20g以上になりました。
ただ、何の考えもなくとりあえず呑むみたいなのは制御でき、
「この日は呑む」と決めて適度に息抜きみたいにはできたかと思ってます。チートデーみたいなもんですね。
ちなみに今後も「断酒」を目標にすることはないと思います。
依存症治療じゃないし、自分の幸福感を保つためには適度に酒を嗜むことが今のところあったほうがいいと感じているので。あくまで「必要量に抑える」を目指した目標としてはマシなものかとも思ってます。
なんだか次の章で書こうと思ったことまで混ざってますが、挙げていた目標および、目標設定して思ったことは上記の通りです。
取り組み結果発表
それでは、目標に対して結果どうだったのかの詳細を書きます。
・純アルコール摂取量100g/週を年間の9割以上で達成
1年間の取り組みとして最重要な達成課題としてはこれでした。
上記目標に対して、私の2022年の結果は・・・
52週中、"48週"の達成でした!約92.3%となりクリアしました!
なんで無理なく達成できたのかという点について。
特に個人的には、
取り組み開始時に行った以下2点がだいぶ役に立ったと思います。
1、アルコール摂取量の見える化をすること
2、「何のために吞むのか?」を考えてみて代替案を探す
※事前検討の詳細は前述の記事で書いてます。
1は記録・達成確認する習慣がつくことで、飲酒量について以前よりも真剣に考えるようになったことが大きいです。記録するといつ飲んだかが見える化されるから、「この日呑むなら他の日は呑むのやめよう」みたいな気にもなるし、毎度の酒を買う量も適度になりました。
自分の性格所以なのかもですが、ある程度習慣化するとそれを崩すのが嫌になるのも利用できたかなと。酒を呑む前にじっくり考えて(悩んで)、選択するようになってます。
2は自分の生活習慣に酒が不要な箇所があることを見つけ出せたことが大きいです。そもそもの「お酒が飲みたくなるシーン」を減らすことができたことは非常に良かったです。
加えて、事前検討の論理的熟考を通して自分自身で酒の不要ポイントに納得できたこともあり、我慢の要素を激減できたのも助かったところです。
上記2点の効果により「特に過度な我慢することなく」「毎日の行動を是正に導く」ことができたかなといった感じです。
※20g/日もしくは100g/週に抑えるという目標は、
文面的にどちらかを達成していればいいのと、
年間9割目標が達成することが具体的目標だったので
こちらも同時にOKとしてます。
・目標達成時の補足データ
その他、2022年の飲酒データから補足の結果事項をまとめておきます。
総飲酒日数:44日
月平均飲酒日数:3.67回(最大7回、最低0回)
1回あたり純アルコール平均摂取量:37.3g
1回あたり最大飲酒量:163g
ビール1杯と焼酎ロック1杯くらいの量の飲酒を月3~4回ほど行う感じになったというイメージでしょうかね。
見る人によってはこれで減ったの?となるかもですが、私としては頻度はかなり下がったほうでした。過去はだいたい週3~4回ほどは呑んでたし、最悪毎日呑んでたときもありましたので。量も半分以下になってます。
問診票の飲酒頻度欄も「ほぼ毎日」から「時々(あまり飲まない)」に変わるレベルです。
ただ、結果の中には結構飲み過ぎているような数値も混じってます。
やはり年に数回はタガが外れる日があったのも事実。この点は後述しようかと思います。
それでは最後に、最終的に達成したい姿に対する達成状況について。
こちらはさらっとです。
・中性脂肪値と尿酸値を基準値に<健康レベルを上げる!>
これに関しては、
まだそれほど劇的な変化は出てないので継続課題かと思ってます。
1年間の是正レベルだけで全てうまくものではないと。
でもまあ、悪くはなってなかったです。
中性脂肪値は10~20ほど下がりましたが、まだほんのちょっと基準値オーバーくらい。尿酸値も0.3前後下がりましたが同様の推移。
ただ検診時にお医者さんには、この取り組みは称賛されました。
そんなすぐには劇的な変化でないけど、ちょっとずつでも効果出てる時点で意味あるからこれからも続けてね!あと酒だけ減らしてもダメだから食生活とか運動もね!みたいな感じなこと言われました。1年に1回最寄りの内科ですがるように会話するのが好きな私にとっては十分な成果です。
要は継続必要だし、体調変化の要因は酒だけじゃないので今後は総合的な目標管理をしていこうかとも思ってます。
・酒代と肴代にかける費用の削減<節約に繋げる!>
ここは、酒代に関しては間違いなく低下しています。
お小遣いの家計簿つけてますが、酒に使ったかまでの記録はとれてないのですが、おそらく8割くらい減はできてるかとは思います。
まあでもその分、家族でカフェにいって一緒に時間を過ごすために使ったり、コーヒーや本買ったりと、別に有効性を感じる使い方に費やすようになりました。お金の使い方が変わったという形になったかなと。最適化したと言えば非常に聞こえがいいです。
総評としてはいい方向になったかなと思います。
個人的なメリットや変わらなかったこと
今までは目標に対する結果を述べる形でしたが、ここからは減酒取り組みに伴う主観的な部分となります。減酒やってみたらこんないいことあったよ!とあんまり変わらなかったよ!というところを書いておきます。
・体重が減った
結論、1年間で約2kgほど痩せました。ダイエットなどを考えず、減酒だけの取り組みの結果で考えると個人的にはかなりいい感じ。
自分は酒呑むときに食べる量も多くなりがちでした。
たぶんですけど、お酒を減らすと同時に食べる量も減らせていたというのが大きかったのではと思ってます。
余談ですが、この結果十数年ぶりに適性体重という領域に舞い戻ることができました。軽くなりました。
・目覚めの良さと起床時の体の調子が格段にいい
お酒飲んだ次の日って、眠りが浅かったり起きた時に体が重たく感じることって結構あったんです。その結果朝が来た瞬間に少し憂鬱感が出たりとか。もちろんですが、酒飲む頻度が減ると格段に快調な目覚めとなることが多いです。
朝からスカッと目覚めてそのままシャキッと動き出せるし、朝の行動力や集中力がかなり向上している気がします。朝からシャキッと行動できて何か小さなこと(ちょっとした片付けや毎朝のルーティンなど)でも達成できると、その後さらにスムーズに動けるような気がしてます。パフォーマンスの向上という意味で効果あるように思います。
・健康診断の数値に劇的な変化までは起きない
これは目標達成度の章で述べてはいますが、
酒を1年減らしたくらいじゃ何もかもの健康レベルが満足いくまで上昇するわけではないことは実感しました。
これは個人の元々の健康レベルによるだろうから一概には何とも言えないけど、自分は若干過度な期待をしていたのもあり健康診断の結果を見たときに「結局やってもこんなものなら…」というショックを小さく受けたのも正直ありました。基準値オーバーのままであることには変わりなかったという点を見たときはそりゃあね。
もちろんよく見たら基準値オーバーの項目も少しは数値下がってるし、他にも去年より悪くなってるものはひとつもなかったという事実を確認して、すぐに落ち着きましたが。
当然ですが、健康をつかさどる要素は酒だけではないです。
日々の食生活や運動習慣、睡眠や過労レベルなど全てが総合的に絡みついていることを認識し、ひとつひとつの要素を最適化するのを継続していくことが大事です。
減酒目標達成したことが逆に戒めになりました。
・(おまけ)減酒最大の天敵は「仕事」
平均的にならせば減酒目標は達成したものの、極値的には完全に飲み過ぎている日があるというのも事実。たまには飲みが続いたり量が多くなったりすることもあって、タガが外れている日があり。
個人的にはそういう日はだいたい仕事が絡んでいることが多く、減酒取り組みの最大の天敵は「仕事」かもと思ってます。
これ、特に私みたいな元々酒好きな人が減酒取り組みしてるとより顕著に思うかもしれないです。
仕事って結構酒を誘うポイントがあって、
・上司や仕事仲間、他社との付き合いはたまには出なきゃいけない
・なんか呑む人のほうがいいみたいな雰囲気がある
・飲まないと宣言することで場が盛り下がることがある
・仕事の愚痴や不満がつい盛り上がって酒が進む
・大変なことがあって疲れるとつい酒に頼りたくなる
って言った感じで割と酒との接点が多い気がしてます。
やっぱまだ「酒飲んで腹割って話す」みたいなイメージありますしね。
とはいえ、私は飲みの席でのコミュニケーション自体は嫌いではないです。つまらない仕事関係者との飲みの席は積極的に敬遠しますがね。
ただ、どうしてもそういう場って時間も長くなったり飲む量も増えたり、途中で飲むのをやめるの難しかったりしますよね。特に若手世代の男性で、ある程度飲める人だって認識してると特に。適度な量に留められないことにつながることが多いかなと思います。
ただもうできることって「自制」しかないかなと。
私は子どもが生まれたことをきっかけに、社内に「当日の誘いは受け入れられない人」のイメージを植え付ける形をとりました。生まれたばかりの子どものいる家庭で、急に帰りが遅くなるのは結構重大事項なのは事実ですし。
行くと決めた席でもよほどのことがない限りは1次会でその場を去るとか。
その分1次会でしっかり楽しんで帰る形をとって。
営業さんとかの職種だとそうもいかない人はいるかもしれないけど、個人的にはこんな感じで仕事と酒の問題に向き合おうかと思います。
最後に
すごく長くなりましたが、取り組みに対する結果や思ったことについて書きました。
きっかけは子どもが生まれたことで飲酒制限をしなきゃとなったとき、せっかくなら無理なく減酒習慣に繋げようと思ったことでしたが、事前検討から取り組み実施に至るまで無理なく達成できたというのはうれしい限りです。今後もメリハリつけて最適化した飲酒生活にできればと。
今後ですが、しばらくは同じ目標にて継続しようと思います。序盤で述べた通り、断酒などへの取り組みに繋げることもしません。やっぱお酒自体は好きだし、酒を通した食事、趣味、コミュニケーションを交えることは最低限は無くしたくない思いも強まりました。バランスが大事だと再認識。
目標が甘いかもとか散々言っておきながらですが、また2023年以降も仕事や家庭に様々な変化が起きることが想定されますので、同目標での継続を行うことをまずは優先したいかと思います。
減酒の取り組みは自分にとっては大きくプラスになったと思います。
また減酒に限らず、習慣を疑問視し変化を促す検討や行動を起こすことを常に続けるのは大事かと思います。緊張と緩和のバランスを大事にして快適な人生を送ることができればいいなと思います。
何か参考になることがあれば幸いです。
それでは、また次回。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?