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2023.2.11 大宮にお笑いを観に行く

 昨日、大宮のラクーンにあるよしもとの劇場にお笑いを観に行った。前はよくルミネや無限大ホールにお笑いを観に行っていたのだが、結婚して都内から離れてから行かなくなり、子どももでき、よけい足が遠のいていた。行こうと思えば行けたけど、無理して行くほどでもなく、お笑いは相変わらず好きだけど、昔よりは熱心ではないかもしれない。
 それで昨日は、子どもを預かってもらえる一日で、急に、あ、お笑いを観に行こうか、と思いついて、大宮に劇場があるのを知っていたから、都内に出るよりは行きやすいので、ネットでチケットを取った。
 大宮の劇場は、私がルミネとか無限大に通っていた頃にはなかった。芸人さんが出ているYouTubeとかテレビとかで、大宮セブンというものがあることや、GAGの福井さんがやっている「ひくねとチャンネル」が好きで観ていてその中で大宮の劇場が出てきたりしていて、だからぼんやりとこんな感じかなみたいな知識はあった。
 それで、初めて大宮のラクーンの中に入り、その前に大宮はとても人が多い。そして、みんな歩くのが速い。活気がすごい。様々なファッション、雰囲気をまとった人々の間をぼんやり歩きながら、昔も大宮の街を歩いたことはあったけど、久しぶりの大宮の街にちょっと圧倒され、ラクーンの中にふらふら入り、エスカレーターで6階に上り、大宮セブンの芸人さんのパネルを写真に撮ったりした。
 席を指定されたチケットで、私は真ん中よりやや後ろのやや左側の席に座り、後ろと言ってもそれほど広くない劇場でステージはほどよい距離だった。
 令和ロマンのくるまさんが髪型が違って、違って、と言っても私がいつのくるまさんを見たのかは私もわからず、くるまさんからしたら結構前からその髪型だったのかもしれないけど、ステージに出たとき一瞬誰だかわからなかった。くるまさんがケムリさんに寄り掛かる感じでぼそぼそ喋るとこが好きだ。
 コマンダンテのネタがすごくて、なにがすごいかと言うと、見る側の想像力と集中力を試されているような、それでいて、単純に安田さんの動きを見ていて笑えるし、石井さんの不意に出る激し目の言葉にぐっ、となり、後にじわじわとおかし味が湧いてくる。
 トットのお二人の姿はステージに映え、多田さんは緑の衣装、まるで結婚式に向かう新郎のような桑原さんのタキシードの胸ポケットには緑色のハンカチが差し込まれていた。流れる水のようにすっきりと耳心地のよい関西弁の掛け合い、多田さんの歌唱、桑原さんのボイパ、目でも耳でも楽しませてくれる。
 ステージに立ち、見知らぬ人々を笑わせる、私はくすくす笑いながらも、すごいなぁと思ってしまうが、芸人さんからしたら、そんなことは考えずにただ笑ってほしいのかもな、とも思う。
 また、チャンスがあったら大宮の劇場に行きたいと思った。

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