読書感想文のようなもの

先日、フォロワーさんがこちらの記事と共にオススメしていて
面白そうだったので読んでみました。
面白かったです。(下手な作文)
いや、色々思うところがあったので備忘録も兼ねて感想でも、と。
しっかり内容を自分なりに咀嚼したくて。

人生ゲームはハードモード

雑に内容について言うと、
「主治医やカウンセラーさんが教えてくれたこと」が
ゲーム脳な人間にわかりやすく書かれているなあ、って感じ。
いや、本当にわかりやすくて、且つ読みやすくてとても好きです。
元々「人生って何でハードモードなんだ…」って風に考えてたので。
「生きづらさ」を「ハードモード」に例えるのが凄くしっくりきた。

作中で「生きづらさ」について、

決して「あなた(自分)のせい」ではなく、
環境によるシステムエラーであるというのが事実と言えるでしょう。

と書いてあって、ちょっと救われた気分になりました。
どうしても自責感に苛まれがちなので…。
「自分の努力不足なのでは」とか「自分が無能だから」とか
そんな事ばっかり考えてしまいがちなので、
「自分にはどうしようもない事が原因」だと明言されることで、
少しホッとした。

自己肯定感や「心の安全基地」についても、
なんとなく定義や意味は知っていたけれど
わかりやすく書いてあって理解が深まった気がするし、
自分を当てはめて考えてみると未だ「安全基地」と
呼べるような人間関係を構築できていないなあ、と思って
遠い目になったり…。
私の場合、マジで人間関係が希薄すぎて問題なんだな。
両親は「良い親」だとは思うんだけれど、
母が(今でこそ大分穏やかになったものの)そこそこ
気分屋で、今思い返せばそれに振り回されてた事も
あったなあ…と思ったりもするので……そういうのが
多分原因で、100%親を信頼するって事が
できないんだけれども、そこはとりあえず割愛。

キャラクターのタイプ分け

Stage2でのキャラクターのタイプ分けは
心理テストみたいな感じで面白かったです。
ええ、見事に①〜③全部に当てはまりました。
元々嗅覚と触覚がどうも敏感な気がする〜とは
思ってたんですけど、五感(の一部)が
生まれつき敏感な性質なのかもしれない。
最近HSPという単語をネットとかで
よく見かけるようになって、
「私も多分HSPだろうな〜」って思ってはいたんですけど
そういう感覚的な性質とかに枠組みを与えられるのは
便利だし、とてもいいなーと思うのでもっと
認知度上がったらいいなと思ったり。
わかったからと言って特別何かできるわけじゃないが、
少なくとも「病名」みたいに「自分の生来的な性質」を
言語化して「枠組み」を与えられるのって
安心感あるんですよね、何故か。
まあ多分、前の章でも触れられていたように、
「枠組み」がある=他にも同じように感じている人が
沢山いて、更に先人達の残してくれた情報を
攻略本として利用できるっていうところが
安心感の所以なのかもしれない。
まあ自分が火属性なの知らずに水辺歩いて、
謎の微ダメージを延々受け続けて困惑してる内に
死ぬとか普通に怖いもんな!(?)
あと、

「自身の”敏感さ”ゆえに傷ついている」という事実が
あるのならば、それは誰にも侵されるべきものではないと考えています。

という言葉にも救われました。
(特に先日、そう言う感じのトラブルでモヤってたので)

お気に入りの言葉 『やりたいことヤクザ』

そして個人的にこの本の中で特に好きな言葉が、
「やりたいことヤクザ」なんですよね。
的確に「いるいるそういう人〜!!!」っていうのを
表しててとても好きです。めっちゃ笑いました。
というのも、小学校上がったくらいからだったか、
伯母が毎年正月に「今年の目標は?」って聞いてきてたのが
実はあまり好きではなく…。
「今年の目標言わないとお年玉無し」って
言われた年もあって、「だったらお年玉無くていいわ」って
思ったけどまあそう言う訳にもいかず、
何かしら毎年目標を捻り出してました。
まあ、真面目に考えてたのも小学校までだったけど。
そして私自身が三十路到達したにも関わらず
進路で色々思い悩んでいるので、
「自分が納得できる、幸福度の高い人生を送る事が重要」という
言葉でちょっとだけ勇気を貰えた気がします。
最近になって自分は結構衝動的というか、
所謂「行き当たりばったり」とかアドリブ的な物が
嫌いじゃない、どころか、好きなのかもしれないなあ、と
自覚したので、もしかしたら私ももう少し
自分の興味の赴くままに生きてもいいんだろうか…?
という(自分勝手ではある)考えの糧にしていきたい。

「見えない敵」によるダメージ

そして、「ふんふん」と軽く読み進めていって、
Stage3で実は結構ダメージ食らいました。
本文で触れられている「見えない敵」こと
「思考のクセ(認知の歪み)」については
ある程度知識はあったんですよ。
なので、「あー、わかるわかる」って思いながら
サクサク読んでたんですよ。
で、私は現在、精神科の主治医に診てもらいつつ
認知行動療法も行ってるんですけど、
このご時世のため外出(とそれに伴う感染リスク)を
減らしたくて、認知行動療法のカウンセラーさんの所に
今年は一度も行けてないんですよね…。
もちろん「オンラインでもいいよ」って言ってもらっては
いたんですけど、元々電話やらボイチャが苦手勢なので
できれば対面がいいな…と、様子見してたら
あっという間に12月ですね!!!!!! 草
実は9月くらいにめっちゃ深いメンタル谷期があって、
10月?くらいの診察の時に「最近カウンセラーさんの所
行ってないんでしょ?また行くようにしたほうが
いいかもね〜」とは言われてたんですよ。
今月初めの診察の時にも「できれば行ってね」って
言われたんですよ。
感染リスク云々言ってるけど、結局言い訳なんだよなあ。
半年以上間が空いてしまって勝手に私が
気まずく感じてる…っていうのも言い訳で。
まあさっくり言うと元凶は本に出てくる”最強の敵”
『自己憐憫』なんですけどね!
先述した9月ごろの落ち込みでポッキリ心が折れた感じが
してたんだけど、気持ちは実は結構スッキリしてて
自分でも謎だったんだけどこの本を読んで腑に落ちました。
まさに「自己憐憫に浸り酔ってる状態」です。今。
でも認めたくなかったんだよ。
そしてこの本の第3章を読んで、否が応でも気付かされた
というかなんというか…。
いや、ありがたい話なんだけども。
多分この本読んでなかったら気づいてなかったと思います。
ただちょっと救いを求める感じで開いた本に、
ずっと見ないふりしてた「現実」を不意に突きつけられて
ちょっとダメージ受けてひっくり返ってるだけです。

仮に不幸を抜け出せるような方法があったとしても、
今の「不幸な生き様」を変えて生きていくことに不安があるため、
飛びつけないのである。

これはまさに今の私です。(白目)
でも冷水浴びせられたかのように目が覚めたので、
年が明けたら…カウンセラーさんに連絡入れます……。
いい加減現実を直視せねば…。

そしてStage4で仲間にすべき「白魔道士」と
「黒魔道士」について書かれてますが、
私にとってはまさに主治医が「白魔道士」で
認知行動療法のカウンセラーさんが「黒魔道士」なんだな、
って気づきました。
そして、この本は私にとっては「黒魔道書」みたいな
ものかな、と思いました。

最後に

割と人や物に関しては「ご縁」だなーと思って
生きてるんですが、この本にこういうタイミングで
出会ったのも「ご縁」なのかなあ、と思ってます。
多分、フォロワーさんがオススメとして挙げてなかったら
知らずに終わってたかもしれないので。
こういう縁は大事にしていきたいです。
この本が「黒魔道書」なら、
付き合い長いフォロワーさんは同じゲームをプレイしてる
プレイヤーというか、戦友かなあと勝手に思ってます。

ここまで読んでくれた方がいたなら、
貴重なお時間ありがとうございました!

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