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川崎市ジモト句会「初めての句会」③を開催☆

川崎市生涯学習財団の「俳句入門講座」参加(出身)者や私のカルチャー俳句講座の生徒さんを対象とした、「初めての句会」。
先日、今年最後の第三回を開催しました。

今回、noteでご縁を得た「なごみさん」が上記の冬講座と三回目の句会に参加してくださいました✨ そのうえ、下記記事として三回目の句会の様子と私の第二句集を紹介してくださいました。どうもありがとうございます💖

も~、なごみさんの丁寧かつ素晴らしい記事の中に句会のすべてが描写されているので、いまさら私が言うことはほとんどない(T_T)
ただ、ただ感謝だけです!

なごみさんも、過去の入門講座に参加してくださった香田ちりさんも、いずれも講座に遠くから駆けつけて下さり、その熱意と勇気がとても嬉しかった。
知らない場所、(noteでは文章を目にしてはいても)リアルでは知らない人間の講座(句会)。期待外れの可能性もあるのに、行動という一歩を踏み出して下さった。そして、真摯に一言も聞き漏らすまいと最後まで静かに集中している姿。私こそ大きなパワーをいただきました。

そんな私なので、ほんの少しだけ追記。
今回の句会でのなごみさんご自身の俳句、そして選評のいずれもが素晴らしかったです✨
俳句作品の一つは最高点。描写がしっかりしていて、かつそこに自分だけの味付け(表現の工夫)がなされている。季語もよい。
そして私がいただいた別の作品、こちらはさらに「イメージの飛躍」がありつつ、腑に落ちる内容で、嬉しい驚きでした(上からな感じですみません)。
なごみさんが普段、どなたとどのような形で句座をもたれているかは知らないのですが、「季語の選択眼と言葉の組み合わせ方のセンスのよさ」が窺われ、よい句座にいらっしゃるのだなあ、そして勉強をしっかりされているのだなあ、と思いました。

選評も、17音全体から季語に至るまでしっかり捉えて適確かつ具体的に評されており、「本当に俳句歴一年四カ月?」と思うほど。
ある句についての選評を聞いていて、自分がその作品を「取り落とした(チェックし損なっていた)こと」に気づき、自分の甘さをひそかに反省する始末(^_^;)

なごみさんの記事に紹介されている初めての句会、あのシステムと内容はほぼそのままのカタチで私のカルチャースクールの俳句講座も句会を行っています。
カルチャーは基本的に「句会がメインの講座」で、初心者の方がいらっしゃると時期をみて文法講座などを行っています。

「俳句をやりたいけど、句会のシステムを知らなくて不安。何をやるのかもわからないから怖い」という声もしばしばお聞きします。
なので、できるだけ最初にいろいろ進行内容やシステムについて説明するようにしています。

また、句会は点をつける方式をとるので、どうしても「無点句」が出てしまうことがあります。
でも、「無点だから、自分は俳句に向いていないと思う必要はない」と経験的に私は思っています。むしろ、無点句のほうが「どこをどう改善すれば、よくなるか」が明確に提示できるし、理解しやすいので、それを一つずつクリアしていけばおのずと上達することが多く、最初は時間がかかって悔しい思いを何度かしてもそういう方のほうが後で気がついたら一番上手になっているケースもしばしばみられます(無点だと、指摘されたことを忘れずに修正するので、着実に力がつきやすい)。

そして、無点句のすべてを検討するとか、全句にコメントするなどの私の方法はいずれも所属している「炎環」の句会から教わったことをベースにアレンジをしたものがほとんどです。
その意味で師・石寒太と(亡くなった方も含めて)先輩方や仲間に感謝しています。そして、炎環というグループと26年前に出会い、現在も勉強できる幸せを再確認しています。

今回ご参加の皆様、次回の句会にも興味をもっていただいたようで「楽しい!」という声や「○さんのこの句、好きだった~」と句会前には知らない同士だったのが終了後には楽しそうに話しながら帰られていた姿が印象的でした。

皆さんが好きな時に気軽に参加できる「座」とできるよう、来年以降もこの句会をマイペースで続けていきたいと思います。

どうもありがとうございました。
これからも宜しくお願い致します☺





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