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ラオスでみた景色

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ラオス暮らしのなかで見たこと、感じたこと、考えたことなど。
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#青年海外協力隊

移動時間についての考察

ラオスにいても日本にいても移動時間がとにかく多い。 日本にいるときは、毎日電車で過ごす通勤時間。 八王子の実家から東京駅まで通っていたときは、電車に乗っているだけで片道1時間以上あった。 ラオスにいる時は、日々の通勤は10分のバイク移動だけになったけど、地方に住んでいたので首都に行くことが多かった。多い時は月に2-3回首都に行っていて、そのたびに片道3時間バスに乗っていた。 ラオス国内移動でバス3時間というと短い方で、「首都のビエンチャンから3時間で着くんですよ〜」と、

ラオスにいて考えるようになった「消費」のあり方

ラオスで2年暮らし、自分の今後に大きく影響すると思われる価値観が変わった。それは「消費」のあり方だ。 消費とは、人間の欲望を満たすために物財を費やす行為。消費は人間生活を維持,向上させるために行われるが,この点からみれば経済活動の基軸をなす生産は最終的には消費を目的としているといえる。(ブリタニカ国際大百科事典) 人間の欲望とは色々あるけど、生きていくのに不可欠な3大欲求もそうだし、衣食住を為すこともそうだと思う。つまり、それを満たすために行う消費という行為は、生きていれ

遠くへの手紙。

郵便局に、手紙を出しに行った。 いろいろと出したいものがあったんだけど、自分が事務所にいる時間しか郵便局も開いてないから行きそびれていて、ちょうど日本にいる父親に早急に送らないといけないものがあったので、いいタイミングだと思って、郵便局へ行ってきた。 そのひとつは、アフリカのタンザニアにいる隊員同期への手紙。 彼女とは、タンザニアとラオスにそれぞれ旅立つ前に、鹿児島での研修で3週間寝食を共にし、じりじりと暑い鹿児島の空の下で小さなその集落の家々を一緒に歩いてまわった、ちょ