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個展「Lost and Found」について①

こんにちは。お久しぶりの投稿になってしまいました。今日はお知らせをさせてください。



タイトルにもあるように、4月に個展をさせてもらえることになりました。
会場はグループ展等でお世話になってる駒沢のMOUNT Tokyoさん。「Lost and Found」というタイトルで展示することにしました。

「Lost and Found」、「遺失物取扱所」という意味のタイトルです。変なタイトルですし、展示もちょっとわかりにくいものにするつもりでいます。大雑把なイメージとしてDMに記すキャプションは以下のようにしました。

「Lost and Found」、遺失物取扱所のこと。いつの間にか失ったもの、忘れたもの、無くしたことにすら気づいてないものがある(かも知れない)場所。失ったなにかを感じる一瞬を油彩で描きました。無くしたなにかが見つかるかもしれないし、またなにかを落としちゃうかもしれません。

「Lost and  Found」個展DMキャプションより

まだどんな絵をだすかを提示してないので、さらに難しく思われただけかもしれませんが…いままでに失ったものや感覚はなんだろう、という気持ちを発端とした展示を考えてます。

さて、この展示に向けて、制作記録として文章も残すことを試みようと思います。わたしにとってはちょっとチャレンジングなことです。
というもの、自分に文才がないどころか、実は文章を書くことへ嫌気のようなものを感じているからです。自分が言葉を紡ぐと、言葉にした瞬間から思ってたことが嘘っぽくなる気がするのです。そのため、まとまった量の文を書いた後は後味の悪さを感じることが多々でした。
また単純に野暮ったい文しか書けないことにコンプレックスを抱いてることもあります。

それでも文を残そうと決めた理由は、展示に対してなにか補助線のようなものが欲しいなと思ったからです。見てくださる方全員がこのnoteを読むわけではないですが、読んで見てもらえたらまた違う風景がみえるかもしれないという意図があります。
もちろん、文章が邪魔をしたり、わたしの考えや見方を押し付けちゃう危険性はあるので塩梅を考えなくてはですが。
見てくださる方への補助線と書きましたが、準備真っ只中である自分にとっても、展示を文章で書き表すという別の視点を取り入れるのは悪くないのではと考えてます。
言葉としても書いてみますが、そこに表れなかったなにかが展示にあったとしたら、面白いことではないかと思います。
次回から、展示の具体的な内容や、個別の作品について書いていきます。

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苗個展「Lost and Found」
場所: MOUNT Tokyo
東京都世田谷区駒沢2-40-6
駒沢大学駅から徒歩10分
期間: 2022年4月20日(水)~5月1日(日)※月・火は休廊
11:00~18:00(最終日は17:00まで)
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