緋色のシクラメン
シクラメンが花屋の軒先に並ぶと
冬が来た、と思う
銀杏の葉が朽ちたり
コートやマフラーや
ストーヴが欲しくなっても
街を彩る
クリスマスの飾り付けよりも
震えながら玄関を開けると
母の好きな深い緋色が
さりげなく迎えてくれた
あの頃の
可憐なぬくもり
連れ帰ろうか
いやあと数日待とう
12月
緋色がもっと深く
目に映るまで
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シクラメンが花屋の軒先に並ぶと
冬が来た、と思う
銀杏の葉が朽ちたり
コートやマフラーや
ストーヴが欲しくなっても
街を彩る
クリスマスの飾り付けよりも
震えながら玄関を開けると
母の好きな深い緋色が
さりげなく迎えてくれた
あの頃の
可憐なぬくもり
連れ帰ろうか
いやあと数日待とう
12月
緋色がもっと深く
目に映るまで
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