令和4年度試験結果の総括

半失踪状態となっていたが、令和4年度もさまざまな試験を受けてきた。
詳述できるか否かは今後のモチベーション次第ではあるものの、列記すると次のとおりになる。

・工事担任者試験(第2級アナログ通信)
第2級デジタル通信に当たる旧DD3種資格を有しているため、基礎、法規は免除で技術のみの受験。
デジタルとは異なり、有線電話やISDN等のもはやあまりなじみのない分野だったため、少し手を焼いたが、過去問のみを周回して無事合格できた。
ISDNについては、NTTが作成した技術参考資料が有益。
https://web116.jp/shop/annai/gisanshi/insnet/insnet.html


・東京都職員採用試験(1類B一般方式)
所属庁の採用試験と全く同じ感覚でいた結果、都庁特有の専門論述に対応できず、1次試験に席次が100番ほど足りずあえなく不合格となった。
5年度は近年最多の採用者数を見込んでいるとのことなので、期待していきたい。

・地方上級採用試験(事務職)
もともと1次に合格できる程度の知識はあった(面接が不得手)ため、なんだかんだありながら良好な結果となった。
どうなるかについてはイレギュラーな取扱いとなるため、詳述を避けておく。

・国家一般職採用試験(行政)
こちらは昨年も1次試験には合格していたが、面接試験に遅刻してしまい棄権扱いとなってしまった。
その後、得点開示してみたところ、1次試験で回答した論文が足切りとなっていた。これまで得意意識すら持っていた分野だったので意外ではあったが、要は出題者の意図を正確に読み切れず、自分勝手な作文をしたのがまずかったのだろう。
(行政職に転官してから痛感したことだが)公務員の作文というのは自己表現の手段ではなく、組織のニーズを実現する手段に過ぎない。意図することすら拾いきれないようでは及第点には至らない。

・第三級海上無線通信士(三海通)試験
技術操作最高峰の第一級陸上無線技術士(一陸技)とこの資格を併有すると、無試験で上位資格を取得できるというので受験。残念ながら無線工学と英語が不合格となってしまった。
その後、2日連続の再試験通いを避けるため、技術操作に限って上位資格に当たる第四級海上無線通信士(四海通)試験を受験したため、残すは英語という状態になったが、残念ながら今年3月期試験と同日に人事上の重大イベントが入ってしまったので年休を取れず、次回試験に持ち越しとなった。

・航空無線通信士試験
令和4年2月期試験で無線工学のみ不合格となってしまったので、リベンジ受験。無事に合格となった。

・航空通信士試験
航空”無線”通信士とは異なる、国交省管轄の航空従事者資格のひとつで、学科試験の合格に加え、航空無線通信士(又はこれを包含する資格)の資格で技能証明を受けることができる。
コクピットに乗り込む通信士用だが、現代は操縦士が自ら通信を行うため、全く需要がない。
5科目受験したが法規のみ不合格となり、今月リベンジを予定している。

・潜水士試験
そろそろ様式の違う免状が欲しくなったので受験した。試験自体は過去問周回で難なく合格できたが、わざわざ千葉県市原市の試験センター(しかも乗り合いタクシーかバスくらいしか交通手段がない)に赴かなければいけなかったのが本当に面倒だった。

・宅地建物取引士試験
昨年度3点足らずで不合格となったのでリベンジ受験。予備校の合格予想点上に乗っていたが、1問全員正解となった問題が出て平均点が上がったからか、今年度は1問足らずで2浪目突入と相成った。
やはり私法重視の試験は厳しいし、合格点変動制の試験は精神衛生に優しくない(採用試験も競争制だが、当然受験料は取られないし、1問2問で簡単に合否が変わるわけではないので宅建よりはシビアではないと思う)。

・行政書士試験
実は3浪目での合格となる。昨年、受験料の標準を定める政令が改正(約1.5倍となる)されたので、経済的に少しこたえたが、なんとか浪人生活に終止符を打つことができた。
また、例年、宅建試験から1か月程度で行政書士試験が行われるため、きつめのスケジュールを緩和できるのもありがたい。
→受験記

・工事担任者試験(総合通信、デジタル第1級)
4月頃に第2級アナログ通信を受験して以来となる。この試験を受験した理由は上記三海通で言及されている一陸技を取得するに当たり、工事担任者(総合通信 or アナログ/デジタル第1級)を取得→電気通信主任技術者を科目免除で受験し、取得→一陸技(試験科目:無線工学の基礎、A/B、法規)について、基礎と無線工学Aの免除を受け、2科目受験で取得、という手を使えるため、まずは1段階として挑んだ。
結果として、両種目とも科目合格となったが、科目免除の組合せによって試験の全科目免除が可能だったため、総合通信を申請、取得した。

第一級陸上無線技術士(一陸技)
上記のとおり2科目の免除を目標としているため、受験する必要のある無線工学B及び法規の合格を目標としたが、残念ながら法規のみの合格となった。
やはり技術最高峰とあって、なかなか敷居が高かった。

・消防設備士試験(乙種第6類)
消火器を対象とする資格で、受験動機は潜水士におおむね同じ。
本稿の執筆現在ではまだ合格発表がされていない(問題を持ち帰れないため、自己採点もできない)が、ほとんど勉強しなかったため、不合格だろう。

・第四級海上無線通信士(四海通)
三海通の項において述べたとおり、受験動機は三海通の無線工学免除のため(通常、無線従事者は平日実施だが、例外的に祝日の試験だった)。
自己採点したところ、法規は余裕を持って合格となったが、無線工学は63点の合格点ちょうどとなり、マークミスがないか冷や汗をかきながら合否発表を待っているところ。 

ということで、今年度は7勝7敗(航空通信士のリベンジ試験がまだだが。なお工事担任者試験(総合通信等)と四海通は合格としてカウント)となった。

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