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ライブ日記:「ねがいごと」2021/7/18@四谷Doppo

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だいぶ時間が空いてしまいましたが、7月18日、イシヅヤシンさんとのツーマンライブ「ねがいごと」が無事終演しました!

2019年の秋に初共演して、2020年の初めにシンさんの企画ライブに呼んで頂いて。そこからまた一緒にライブをやりたい!という希望は強くあったのですが、コロナ禍で思うようにいかず、念願叶ってのツーマンライブでした。

思えば初共演の時はSHOWROOM配信者同士のイベントという趣旨だったので、あの頃SHOWROOMを頑張ってたからできたご縁なんだなぁと思うと、今はほとんどSHOWROOM配信はしてないけど、やっぱり無駄なことってひとつもないなあと思う。


今回のツーマンライブでは、このためにシンさんと二人で書き下ろした「ねがいごと」という曲を歌いました。せっかくツーマンやるなら共作しよう!と決まってから驚異のスピード感でシンさんが曲を書いてくれて、そこに私が歌詞を乗せて、最後は相談しながら直していって、完成しました。

今まで共作って苦手だと自分で思ってたけど、こんなにスムーズに行くものなのかとビックリ。シンさんの作った曲のメッセージ性にぐいぐい引っ張られ、実質作業時間は丸2日くらい?のスピード完成でした。

歌詞を書くにあたってシンさんと決めた大きなテーマは「願い」と「祈り」。7月のライブ、かつ男女でのツーマンライブということもあり、七夕から着想してのテーマでした。そして、ライブの最後に歌った時に、聴いてくれる皆さんが何かを持って帰ってくれるような曲であればいいね、ということも話していました。

私は、私たちのような発信したい人と、それを受け止めて応援してくれる人の関係ってとても奇跡的だなって、いつも思っています。
ライブがあれば毎回のように聴きに来てくれて、親や友人以上の頻度で会っているような人でも、住んでる街も家族構成も、名前も職業も年齢も何も知らないことがほとんどで。
歌を歌わなければ、きっと一生交わることがなかった人生で、歌うのを辞めてしまえばまたすぐに交わらなくなる人生。すごく儚くて、夢みたいなもので、でも私たちが歌おうとする限りは、確かに存在する関係。

私が音楽活動を続けてきた中で、初めからずっと応援してくれている人もいれば、ごく最近知ってくれた人もいる。ある時期に応援してくれていたけど、いつの間にか会えなくなってしまった人もいます。
でも、例えもう二度と会わなくても、人生のどこかでふと私の歌を思い出してくれる瞬間があればいいな、という「願い」と、その人生が幸せなものであって欲しいという「祈り」。

そんな気持ちをぐるぐる巡らせながら書いた歌詞。

「ねがいごと」

どんな街に住んでいて どんな人と暮らしてるか
いまは何を思っている? 僕は何も知らないけど
それでもこうして この場所で会える

天の川でふたつ 星が輝いている
僕は目を閉じて 笹の葉に書いたこと 夜空に撒くんだ

願いごとは ただひとつだけ あなたが明日も
幸せだと笑ってくれたら それだけでいい

もしもすべて夢ならば どうかずっと夢のままで
いまもここで歌っている 僕はここで歌っている
どんな悲しみも 感じないように

家族ではなくて 恋人でもなく
友達でもない 僕らの不安定な 世界を守るよ

願いごとは ただひとつだけ あなたがどこかで
幸せだと笑ってくれたら それだけでいい

ねえ この歌が ほんの少しでも あなたが明日を
生きるための 強さになるなら 希望になるなら

願いごとは ただひとつだけ あなたが明日も
幸せだと笑ってくれる それだけでいい

自分ひとりで歌う想定なら、この歌詞は書けなかったと思う。
ワンフレで歌っている時も感じるけど、ひとりで歌うよりも誰かと歌う方が、余計なものを削ぎ落して、シンプルな言葉で歌える気がする。ひとりだと綺麗事っぽい気がしちゃってうまく言えない言葉も、誰かと歌えばちゃんと伝えられる(気がする)。

1番のBメロの部分だけシンさんが歌詞を書いてくれたんですが、それに関しても色々考察してくれた人がいて楽しかった!笑

思った以上に聴いてくれた方からの反響も大きく、私にとっても大切な曲になりました。またどこかで歌う機会があるといいな。

共作以外にもたくさん刺激を受け、学ぶことがあったツーマンライブ。またいつか第二回ができるようにしっかり精進します!

naco🍋

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