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優れるな、おそれずに異なろう

こんにちは、蒼井なこです。
今回は軽やかに行動している友達との話の中で、自信を失わずに、やりたいことをどんどんと叶えていくヒントをもらったので、その話を書きました。
お楽しみいただけたら、嬉しいです。


先日、起業した女性医師の友人に
なぜ常にポジティブで、自信があって、
軽やかに行動できているのかのヒミツを聞いてきた。

「最初から大きく道を外れたから
比べる相手がいなかったのが良かった」

彼女は飄々とそう言った。

そうか、納得した。

ごく一般的な医師のキャリアは、国家試験を合格後、初期研修を2年経て、科を選び、選んだ科で後期研修をし、専門医試験を受けて、ようやく一人前になれるスタートラインという印象。

でも、彼女のキャリアは最初から違う。

初期研修医後に厚生労働省に入省するという、
ごくわずかな人が歩むキャリアを選んだ。

この時点で
他の人と比べる余地がない

比べる相手が少なすぎるからだ。

優劣で比べる機会が少なかったからこそ、自信を失う機会に出会わず、病院という限られた場でキャリアを築くという一般的な医師像に縛られず、自分の未来を自由に描いて、好きなように、軽やかに挑戦できてきた。

そう言うことか、と腑に落ちた。

多くの人が自信を失いがちなのは、他の人と比べて、自分がキャリアが遅れている、技術が遅れているといったことに気づいた時だ。

医師なんて、さっき書いたように、大学卒業後から、キャリアを上る階段が、踊り場もなく整備されている。

それをみんなが、ひたすら登って行くので、そのステップから、ほんの少しでもズレると、大いに外れた気分になってしまうのだ。

妊娠出産なんて典型的で、本来は喜ばしいことなのに、休んでキャリアが遅れることに注目してしまうと焦る。子供がいると、いない時に比べて、仕事に費やす時間が減ることで、仕事面ではやりたいことができずにさらに焦る。

ここで、人と比べずに、わたしは、わたしが納得できる人生なら良い、まわりからの評価とか、どうでもいい、と思えたら無敵

そう、彼女はこの無敵状態なのである。

やっぱり
「優れるな、異なれ」
だなとしみじみした。

とはいえ、優れることが良いとされる環境にいればいるほど、異なろうという考えは芽生えにくい。たとえ芽生えたとしても、異なろうとすることは、とてつもなく勇気がいる。

わたしは、ちょうど彼女と出会った頃から、優れようとすることを手放して、異なろうとしてきた。

今回、彼女の言葉を聞いて、もっともっと「異なる」を極めようと思った。

医師は、キャリアのステップから外れることも、異なる道を歩もうとすることも、ハードルがとてつもなく高い世界だからこそ、そんな姿が、女性医師たちの光になると信じてやまないから。

そして、その経験で、誰かが異なろうとする時の、怖さを乗り越えられる言葉を紡ぎ、背中をひと押しができると思うから。

この、優れようを手放したり、異なろうとするハードルは、きっと女性医師だけでなくて、企業に勤めてきた人なら、そしてバリバリキャリアを築いてきた人ほど、容易に想像できると思う。

でも大丈夫、道半ばのわたしでも、キャリアのステップを外れて良かったと思うし、周りがどう思おうと、自分が納得する人生を目指してきた、今のほうが昔よりずっとずっと幸せだと、心から言えるから。

この先、もっと幸せになれる。
そう確信している。

優れるな、おそれずに異なろう。



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