自分褒めをマスターしよう:甘やかし隊のススメvol.4
やりたいことを見つける、やりたいことをやっていくために、まず自分を甘やかして、喜怒哀楽の感情を感じやすくするようにしよう、という話を3回に渡って書いて来ました。
●感情を感じやすくするためには自分を甘やかすこと
●自分を甘やかす時に優先すべきは心より身体の声
●まず小さなことから自分を甘やかそう
今回は、自分を甘やかすために、重要な「自分褒め」について書いていきたいと思います。
ちなみに私は、自分褒めの天才と言われていて、自分の甘やかし方が参考になったと言っていただくことが多いです。
自分褒めができるようになって、自分のできたことに、しっかり目を向けることができるようになったことで、昔より軽やかに行動ができるようになりました。
自分褒めを身につけることは、自分を甘やかして感情を取り戻し、やりたいことを見つけるフェーズだけでなく、その後、そのやりたいことを実現していくフェーズでも、とても役立ちます。
是非今回の記事を参考に、自分褒めをマスターして、どんどん自分を甘やかして、自分の理想のライフスタイルを叶えて行っていただけたら、と思います。
慣れたら生活の中で、どんどんと自分を褒めて行っていただけたらと思うのですが…慣れない最初のうちは、夜寝る前に3つ褒める、などを実践していただくと、定着しやすいと思います。
それでは、自分褒めマスターになる極意を説明します。
自分褒めの極意1:自分褒めの閾値は限りなく低くする
まず最初に心がけて頂きたいのは、どんな小さなことも、褒めていく、ということです。
承認の5段階というもの、ご存知ですか?マネジメントの講義で学んだものなのですが、これはわかりやすい!と思い、自分褒めに転用しています。下に行くほど、甘々な承認です。
自分褒めの時には、この5段階のうち、甘々な存在承認まで閾値を下げちゃいます。このコロナ禍で元気でいられること自体、本当に奇跡じゃないかと思うのです。そんな自分のことを褒め褒めしてあげてください。
今までの人生、ちゃんとすることや、自立を求められることが多かったと思います。それに応えて来た私たちは、つい自分には特別厳しくなってしまいます。
例えば、何かを学ぶために、講座やセミナー、コンサルを受けている方なら、もちろん効果を最大限発揮するために、復習をしたり、音声を聞いたり、ワークをしたり、言われたことを試してみたり、ということはとても重要ですが、
〇〇ができていない!
なんて自分はダメなんだ!
と焦って、自分責めをしてしまうようであれば、いったんやらなくてはいけないことは脇において、まずは、何かを学ぼうとした自分の意識や行動を褒めてあげて欲しいのです。
常に成長のために学びの場に身をおいてエライ!
学ぼうとして、この講座を申し込んだ自分エライ!
というような風に。
まず自分を褒めて満たしてあげないと、健全にビジネスで誰かを幸せにすることはできません。自分責めの欠乏の状態から、誰かに与えることはできません。
自分で自分を褒めてあげられないと、誰かに褒めてもらう、認めてもらうために、行動をする、ビジネスをする、ということになってしまいます。このような、欠乏から生まれた行動はうまくいきません。
外側から満たしてもらうのではなく、内側は自分でしっかり満たしてから、行動を選んでいく、ということが重要です。
そのためにも、まず自分を自分で褒めることをしてきましょう。
自分褒めの極意2:取りこぼさないように、しっかり褒める
次に、自分褒めの際に意識して欲しいことは、どんなに小さいことでも、取りこぼさないということです。
閾値を下げるということに少し似ているのですが、とにかく小さいことにまで、目を向けて褒めます。
1日の終わりに、朝起きてから、寝るまでの行動を振り返りながら、たくさん褒めてみてください。最初は、なかなか思い浮かばないかもしれませんが、慣れてくると、小さい褒めポイントを見つけるように、脳が働きはじめて、たくさんのことを思い出せるはずです。
ちなみに、とある日のわたしの自分褒めをシェアすると…
・身体を優先して昼まで寝てエライ
・何を着るか真剣に選んエライ
・仕事行ってエライ
・患者さんに優しく対応してエライ
・コスト意識もあってエライ
・紹介状を丁寧に書いてエライ
・夕食に何を食べるか真剣に選んでエライ
・心に従ってトンカツ食べてエライ
・好きなコロッケも追加してエライ
・帰宅後、身体の声を聞いて仮眠してエライ
・個人コンサルに間に合うよう起きてエライ
・楽しく個人コンサルをしてエライ
・楽しく仕事をすることを選択してエライ
・自分のやりたい仕事をする方向に歩んでてエライ
・ちゃんとzoom録画してエライ
・今日も生きててエライ
こんなふうに、小さなことまで褒めています。
自分を褒めることに慣れていない方は、最初は自分には褒めるポイントなんて何もない、と思うかもしれませんが、この例を参考に、小さなこと、そう、生きていることがエライ!というレベルでいいので褒めてください。
そうやって褒め褒めしているうちに、褒めポイントがない自分、という意識もなくなっていくはずです。
自分褒めの極意3:生きたい方向性に褒める
最後の極意です。
極意2の、私の褒め内容を読んだ方の中には、
それエライの!?
と思う項目もあり、ビックリした人もいるかもしれません。
例えば
・身体を優先して昼まで寝てエライ
などでしょうか。
一般的に昼まで寝ることは、褒められることではないかもしれません。
しかし、私は、自分の身体と心を優先して、自分に余裕がある生活をすることに価値を置いています。自分に余裕のある生活をするからこそ、自分のエネルギーが満ちて、患者さんやお客様に全力を注げます。だからこそ、自分のエネルギーを貯めるために、お昼まで寝たことを褒めています。
このように、社会一般的に褒められることと、自分が褒めたいことは違ってもいいのです。
もう一つ、わかりやすい例として
「疲れている日の夕ご飯をどうするか」という場面を考えてみます。
この場合の褒めパターンは
①疲れていたけど、夕飯を準備して自分エライ
②疲れていたから、外食にしてエライ
といったものがあります。
どちらもエライのですが、私の場合、疲れていたら身体や心を優先して、②を選択した自分の方をより盛大に褒めます。私は自分の身体や心を優先する生き方をしていきたいからです。
お金や健康の問題で外食はちょっと…という人もいるかもしれません。
でも、お金の節約より、自分の身体や心の疲れを取ることの方が重要、と私は考えたいます。
また、外食は不健康という考えもありますが、選べば十分健康なものも摂れますし、外食は外の人が作った手料理と一緒なので、自分で作る手料理と変わりないのでは、と私は思っています。
このように、他人の価値観はどうであれ、自分の価値観に沿って、生きたい方向性にあう行動をできたら、どんな小さなことでもいいから、拾って褒めてあげます。
自分の生きたい方向に褒めてあげることで、どんどんとそちらの方向に歩いていくことができ、望む人生に近づきます。褒めを利用することで、どんどん理想の生活をも、手に入れることができるのです。
自分褒めの極意をまとめると…
ぜひ、いますぐできる自分褒め、やってみてくださいね。
さて、やりたいことを見つけるには、感情を選ぶことが重要で、感情に気づくには自分を甘やかすことが大事ということで始まった、甘やかし隊シリーズ。今回の記事でいったん終了です。
ぜひ、これらの記事を参考に、自分を甘やかして感情を取り戻し、やりたいことを見つけていただき、さらに、やりたいことをどんどん実現して、自分の理想のライフスタイルを叶えて行っていただけたら嬉しいです。
レッツ、甘やかし隊❤︎
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