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第19回 ガラスびんアワード2023 授賞式へ

先日の第19回 ガラスびんアワード2023審査会に続いて授賞式に出席しました。


授賞式の会場は一ツ橋近くの「如水会館」

会場に入るとスタッフの方から一般審査員の皆さんが選ばれたものが結果受賞されたことをお伝えいただきつつ、壇上の最優秀賞を愛でつつ写真撮ったり〜確かに票を入れたものが選ばれたことが伝えられ、なんだか嬉しいです。

詳細は上記の通りですが、今回個人的に面白かったのは最優秀賞の方のスピーチ。

【最優秀賞】株式会社五島つばき蒸溜所 GOTOGIN

このパッケージのガラスですが椿がモチーフ、何より「包む」というイメージが一目見て印象に残るガラスだけど柔らかな質感に感じるようなボトル。
そしてボトルのカラーはこの蒸留所の前にある半泊地区の海の色なんだそう。
もうひとつ印象的だったのは「慈しむ」というキーワード。よく結婚式で讃美歌で歌われる「いくつくしみ深き」というのがありますが、慈しむについてを語られていて・・・「人に慈愛を」と。

元々、キリンビールにお勤めだった方々が3人でクラフトジンをこの五島列島で作りあげたもの。今回審査の際にも「ジン」が多いと感じましたが、最優秀賞の「GOTOGIN」はまさに熱量が高いというか創意工夫が滲み出ていたのかもしれません。

トロフィーを渡す際のリリーフランキーさんの「蒸留所は長く続けることが信頼につながるので頑張ってください!」と言うエールも印象的でした。

【優秀賞】きょうの日本酒株式会社/きょうの日本酒

これはフロストびんと上部の首ラベルデザインの妙とも感じた日本酒。

・日本酒の色合いをほのか感じられる
・サイズが小さくて惹かれる(ちょっと飲みたいに心惹かれる)
・上部の首ラベルをつい読んでしまう

私は割と日本酒好きだけど、最近は飲まない人も多いのか?「もっと日本酒を飲んでもらいたくて」と言う思いから、その方法として「余すことなく丁度良く」展開する「きょうの日本酒」

このデザインはフロストの柔らかさと「日本酒の色」を感じられること。色合いも柔らかなホワイトなので家に置いてあっても邪魔しないデザインで好み。

〜〜〜〜

株式会社五島つばき蒸溜所、きょうの日本酒株式会社ともに今回初めてエントリーで、会社としても昨年からという新しい感性から生まれた2つでした。
そして、もうひとつの優秀賞は・・・

【優秀賞】株式会社ウララキューブ/刀剣乱舞ONLINE 日本酒刀剣男士 山姥切国広

にほんしゅとうけんだんし やまんばきりくにひろ ・・・いやいやいや・・・キャラクター知らないと何のこと?ってなりましたが、グラデーションが美しい〜って二度見するんです。素直をみて「綺麗・・・」ってなるんです。

でもね、このキャラクターは「綺麗」と言われることが嫌いでわざとみすぼらしい格好をしているそうなんです。・・・いやいやいや・・・綺麗だから、このボトル!って言いたくなるのは何故かな?

【機能賞】日本ワイン農業研究所株式会社「アルカンヴィーニュ」/アルカンヴィーニュシャルドネ 2021

エッセイストの玉村豊男さんのワイナリー。
現在、千曲川ワインバレー構想のお話も出ていました。

こちらの受賞はワインを飲み終わったあとにガラスに残ってしまう筒状のアルミキャップが、ガラスびんとキャップの特別な機構によって、回して簡単に取り外すことができるという技術も含めての受賞。

よりリサイクルへの手間をなくす仕組みに〜

【リリー・フランキー賞】キユーピー株式会社/キユーピー マヨネーズ・スヌーピー(瓶)

マヨネーズが保存性に優れたガラスびんで、大人から子どもまで時代を超えて愛され続けているスヌーピーをはじめとする可愛いキャラクターがデザイン

とっておきたくなる「びん」っていいですよね! 私もついつい集めちゃうというか。受賞に際してリリーフランキーさんが「ずっと作り続けてると言うことに敬意を評して」と話されていたのが印象的でした。マヨネーズを瓶でいただくのは新鮮なイメージありましたが、以前から見ている人には「ずっとある安堵感」に繋がるのもわかります。スヌーピーが愛され続けるようにマヨネーズも変わらぬ良さを♪

【富永美樹賞】味の素AGF株式会社/「ブレンディ®」 瓶80g「ちょっと贅沢な珈琲店®」 スペシャル・ブレンド瓶80g

「創意工夫」進化する軽量化、遊び心、そんな印象を感じたガラスびん。最近ガラスのコーヒーのびんって軽くなった気がしませんか?
私もスーパーで手にしてプラになったかな?と感じたことがありましたがこの審査会で「この軽さでガラスなんですか?」と聞いたら技術で軽くすることができたそうなんです。ガラス・・・面白い・・・
他にもこの「ブレンディ®」さんは、ラベルを剥がしやすく、剥がしたら新たなデザインがあるなど遊び心満載。日常をちょっと笑顔にするきっかけが増えるっていい♪と感じる瓶でした。

【日本ガラスびん協会特別賞】株式会社桃屋/江戸むらさき ごはんですよ!

今年で50年を迎える「ごはんですよ!」、そう発売から一貫し50年ガラスびんでの販売を続けられてるロングセラー商品。ガラス瓶を「最高の容器」として啓発していただいている点に感謝と敬意を込めて〜とのこと。

【日本ガラスびん協会特別賞】株式会社ダイヤケミカル グレイスメイトポピー

グレイスメイトポピーのこの形は「安定性」からのデザインとお話ありました。こちらは45周年。海外商品も合わせると多彩なカラーで展開するパッケージで香りとパッケージカラーの関係性も面白い商品です。


新しくガラスの可能性を広げる受賞と、長く愛され続けるガラスの想いを感じる商品群でした。

最後にフォトセッションがあり、みなさん本当に嬉しそうな笑顔が印象的でした。

富永美樹さんが審査員のお一人として「自分も何か作った際に、何に入れるか・・・を考えた際に、やはりガラスに入れたいと感じる」とお話され、最後にリリーフランキーさんも「贈答の時にやはりガラスがいい!ってなるね」と
付け加えられていたのが印象的でした。

ガラス好きで、ガラス教室に行っちゃうくらい好きなのですが、初めて審査員になった際にいただいた「いろはす」の、びんが個人的にツボで今でも花瓶に使ってます。今気がついたけどnendo=佐藤さんデザインなんですね。この揺らぎみたいな部分に心惹かれます。

「日本ガラスびん協会」活動報告

ガラス瓶は「リサイクル特性・保存性に優れ、天然素材100%で安全、安心なエシカルパッケージ」として、食卓から地域社会の活性化を目指す活動している「日本ガラスびん協会」その活動報告です。

■ガラスびんでシュワシュワ市

炭酸好きとしては気になるイベントです〜一時期、お酒でなくても夏は炭酸で満たされる〜と言う気分の時ありました。甘いのはやや苦手ですがシュワシュワしてると飲めちゃうマジック。

■OKTOBER SENTO FEST

これは近くだったら行きたかった〜不思議とスーパー銭湯ではビール飲むけど、普通に街にある銭湯だとビール飲まない私、何故かな?なんて考えたり〜

■ガラスびん 地サイダー&地ラムネ 

こちらも銭湯シリーズ夏に銭湯で汗を流してシュワっと〜な世界観ですね!
個人的にはコラボバッチが気になるのです。

こういうの弱い・・・そして何も言わなくてもよくもらう=家にコレクションある
http://glassbottle.org/glassbottlenews/3592

並河泰平さんのInstagramのセリフが面白くてついつい見ちゃった。


■「びぃどろ・コンチェルト」

SDGsに貢献できる容器として、ガラスびんを正しく理解してもらいうことを目指し、本単行本を教育現場でご活用いただくために無償配布したそう!

読めます! ↓ 是非!

http://glassbottle.org/news/comic/glass_comic_230124.pdf

最近のガラスのびん重くないのも結構ありますね〜そして、何故だかビーチコーミング好きで祖父の家や夫の実家に帰省するたびに(どちらも海だ・・・)集めたシーグラスが屋根裏に眠ってるんだけど、素直にガラスって破片でも綺麗って思う不思議な魅力。やはりびんを、とっておきたくなるのもわかるし実際いくつか家にあります。

■be drow project

びん入りのミネラルウォーターを東京家政大学板橋キャンパスで販売〜空きびん回収〜再販売して、最終的にどれだけのCO2排出を削減できたのか見える化をするプロジェクト。プロジェクトのために使うリターナブルびんの飲料は、富士ボトリング株式会社さんの「足柄聖河」〜青海波♪


■エシカルダイニングセレクション

「容器で選ぶ」で選ぶ時ってお土産とかプレゼント時が多いと思う、お土産の印象では一度小さな瓶に入ったジャムをダースいただいたことあって・・・まだ子供ながらに嬉しかった記憶が思い出されるのです。

最近で好きなのはロミユニさん♪

たくさん欲しいのではなく、少量を味わうのが幸福度が高い。

それで言うと贈る方もテンション上がるのが茅ヶ崎の「メゾンボングゥ」

ここは、入り口左手の天井までの棚全てコンフィチュールで絶句!
あれだけバリエーションあると逆に悩む、嬉しい悩みだけど・・・

そんなこと思いつつ授賞式を後にしました〜帰りに共立女子前の桜を愛でつつ〜

引越しで保留になっていたガラス教室の仕上げ!思い出すの巻。急がないと〜

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