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今までと同じ考え方では生き残れない(時給問題と年収の壁)

■妙な記事

「年収の壁」という話題と「時給」という問題が絡み合うような記事を見た。

○時給上げても人手不足に 「年収の壁」対応急務―春闘
2023年02月21日

「就労時間の調整で年末は特に人繰りが厳しい」とこぼす。安い賃金では人手が集まらず、時給を上げればシフトが埋まらない。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2023022000700&g=eco

とても不思議だ。
時給を上げると応募してくる人が多ければ何も問題ないだろう。
仮に、ひとり当たりの労働時間が減ったとしても、総量としての労働力は変わらない。
算数できる?

■サボる経営者

なぜ、最初のような記事になるのかといえば、「今の働き方」を前提にするからだ。
例えば、終日の勤務を前提にするなどはその典型であろう。だから、週何日という計算しかできない。

考えてみて欲しい。働く時間数を自由に選べる。そうした働き方ができるためのワークフローを設計する。例えば、2-3時間の隙間時間でも効率的な働き方ができるようにジョブデザインをする。仕事をすぐに始められるように、作業環境のセットアップを自動化する。

シフト勤務もAIを使った自動配置システムで労務担当者の責務を減らす。

簡単ではないにしても、こうしたことを何も考えず、「今週は何人欲しい」という指示しか出せない経営者は無能である。

<閑話休題>

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