コーヒーの歴史
現在、コーヒーは赤道付近の数多くの地域で栽培され、多くの種類がありますが、そのすべての起源はアフリカにあると言われています。
飲料としてのコーヒーは、エチオピアが起源と言われていて、現在では非常に希少な野生種のコーヒーノキが、エチオピアには自生しています。
飲み物としてのコーヒーは、アフリカの内陸国であるエチオピアを、エリトリアを挟んで紅海を渡った先、アラビア半島を中心に始まったと言われています。飲み方のルーツは、やはりエチオピアから伝わったものだったようです。
コーヒーハウス(カフェ)の原型16世紀ごろにメッカやカイロ、ダマスカスなど、アラビアの主要都市を中心に広がり、ヨーロッパへと伝わっていきました。
当時ヨーロッパでは、主にいわゆる居酒屋で、お酒を飲む習慣が広がっていましたが、社会が資本主義経済に傾いていくにつれ、酔っ払っている訳には行かなくなりました。そこで急速に台頭したのが、覚醒作用のあるコーヒーでした。
1650年に、イギリスで最初のコーヒーハウス(カフェ)が誕生すると、それから30年ほどで、イギリスだけで3,000件のカフェができるまで広がったと言われています。
こうして世界中にコーヒーが広まり、嗜まれるようになっていきました。
NachuRa
pâtissier 羽佐田雄飛
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?