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モンブランの成り立ち

一年を通してケーキ屋さんに並んでいるモンブラン。一番好きなケーキ、という方も多いと思います。

栗を使用したモンブランですが、考えてみると、変わった形をしていますよね。
どうやってこのケーキは出来上がったのでしょうか。

モンブランという名前は、フランスとイタリアの間にあるアルプス山脈の最高峰モンブランから来ています。フランス語ではmont blanc 、イタリア語ではmonte bianco。白い山という意味です。

お菓子としてのモンブランは諸説あり、フランス発祥説、イタリア発祥説などありますが、共通するのはモンブラン山を見立てているということ。
フランス側から見ると白く雪を被っているように見えるので、ケーキは白く、イタリア側から見ると、山肌が見えるので、ケーキは茶色かったりします。

日本に入ってきたのは、80年ほど前のこと。
その当時、フランスの地でモンブランとその周辺の街で食べたケーキに感銘を受けた迫田さんという方が、日本で日本人に合わせた味で、モンブランというケーキを販売しました。
それが、昔ながらの黄色い栗とスポンジのモンブランです。

その際、商標登録しなかったために、モンブランという名前のケーキが、どこのケーキ屋さんでも見かけるほどに、定着しました。

この迫田さんのお店は、今も東京の自由が丘に、モンブランという名前で残っています。

NachuRa
pâtissier 羽佐田雄飛

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